目次
大分県の美味しいスイーツ、お菓子が食べたい!
大分県の人気スイーツといえば、B-speakのPロール、ミルヒのケーゼクーヘン、岡本屋売店の元祖地獄蒸しプリン、ざびえる本舗のざびえるなどが有名!美味しいスイーツがたくさんある大分県。こちらでは、大分県で人気のスイーツ、ネット通販でお取り寄せしたい、ギフトやお土産にもおすすめの、大分県名産の洋菓子、和菓子をご紹介します。
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大分では知らない人がいないのではないかというくらい有名な大分銘菓「ざびえる」♨️
大分土産の定番ですが、先日お土産で配っていた時に知らない方がいることにびっくりしたので紹介させて下さい💓バター風味の洋風のしっとりとした皮の中に和風の白餡が包み込まれた焼き菓子で、そのまま食べても美味しいですが、トースターなどで少し温めると焼きたての食感が楽しめます🥰
ざびえるは2種類あって、中の餡が銀色のパッケージは白餡、銀色のパッケージはラムレーズンを刻み込んだ餡なんです♪
私はどちらも好きですが、無難なのは銀色の白餡かな🧐?
是非食べ比べしてみて下さい💕#大分 #大分グルメ #大分スイーツ #大分土産 #ざびえる #ざびえる本舗
出典 Instagram
大分県で人気のスイーツ、お菓子

ねえねえボンゾくん、大分県で人気のスイーツ、お菓子ってどんなものがあるの?

B-speakのPロール、ミルヒのケーゼクーヘン、岡本屋売店の元祖地獄蒸しプリン、ざびえる本舗のざびえる.. たくさんあるよ!それじゃあ、僕の大好きな大分のおいしいスイーツ、お菓子をイギーくんにも教えてあげるね!
B-speakのPロール
湯布院にあるロールケーキの専門店
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bspeak_yufuin
.
素朴でやさしい卵の香り。Pロールの卵は自然豊かな”くじゅう高原”から直送で届けていただいています。生産者の方に感謝し、新鮮な卵で今日もシンプルに丁寧にPロールを作ります。#pロール #bspeak #グリーンファーム久住 #イチジクのガトーショコラ #pロールパフェ #テテオ #thetheo #theomurata #クラシックバターケーキ #アールグレイのチーズケーキ #晩柑のチーズケーキ #タンズバー #テオムラタ #山荘無量塔 #bspeakcafe
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わあ!美味しそうなロールケーキだね、食べたいなあ。

うん、まずはB-speakのPロール。B-speakは由布院温泉で有名な湯布院にあるロールケーキの専門店。ふわふわの生地でシンプルな味付けが特徴。人気があって、すぐに売り切れてしまうから予約していくといいね。
B-speakのPロールとは
Pロールとは
甘さ控えめで素朴なケーキです。
地元ゆふいんの子どもたちの「おやつ」をつくりたいという
思いから始まりました。
小麦粉、砂糖、卵といったシンプルな素材で焼き上げた
生地と生クリームのバランスを考え、
最後の一口までおいしく食べていただけるよう、
ひとつひとつ真心をこめて手作りしております。B-speakとは
湯布院のロールケーキの専門店。
大手旅行業者の全国アンケートで満足度日本一の旅館に選ばれた
由布院温泉の旅館、山荘無量塔(さんそう むらた)が、全国に
先駆けロールケーキ専門店として、1999 年にオープンしました。出典 B-speak公式サイト
Pロール(B-speak/ビースピーク)、有名で人気もある大分県湯布院土産!素敵パッケージから気分が上がりますw
B-speak
住所:大分県由布市湯布院町川上3040-2
お問い合わせ:0977-28-2166
口コミ
人気のPロールケーキを予約購入しました〜♪
この日、湯布院を楽しんで、お土産を買いに
「B-SPEAK(ビースピーク)」さんへ♪当日に念のため電話。
人気のロールケーキ「Pロール」が目当て。
今日は今のところ予約OKとのこと。
※予約状況によって違うみたいです。お店は15時までなので、
それまでに取りに来てください。
って言われていて、余裕をかましてたら
湯布院の街中って、渋滞すごいですね、
駐車場もどこも空いていないし…。時間も迫ってきていて、
めっちゃ焦り出しました(笑)お店は湯布見通り沿いにあって
店の反対側に駐車場の文字を発見!おっ、しかも空いてる。
駐車場(3台分)に車を停めて店内へ。入口には
本日のPロールは予約で売り切れましたの案内。
電話予約しておいて良かったです…いい感じの店内。
持ち帰り用のバッグや、
ロールケーキのパッケージも可愛いです。
保冷材も2,3時間の持ち運びまで無料、
嬉しいですね。昔はカットも販売していたようですが、
今はロールでのみの販売になっているようです。
全部食べ切れるかなぁ(笑)Pロールは甘さ控えめで素朴なケーキ!
1999年に地元ゆふいんの子どもたちに
「おやつ」を作りたいという思いからスタート小麦粉、砂糖、卵といった
シンプルな素材で焼き上げた生地と
生クリームのバランスを重視しているようですホテルに戻って食べてみると確かに
ふわふわの生地でシンプルな味付け!
飽きが来ない感じで、ペロリと完食しちゃいました。
これは美味しいです。ご馳走さまでした!
出典 食べログ
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美味しいロールケーキを自分で作ってみたいと思ったら、こちらの動画を見てね!
シェフパティシエが教えます 失敗しない Japanese Roll Cake
Milch(ミルヒ)のチーズケーキ「ケーゼクーヘン」
濃厚なとろとろのチーズケーキ
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oookumachanooo
大分の由布院に行くと毎回食べる
とても美味しいスィーツ。
由布院のミルヒというお店
ケーゼクーヘン
冷たいのが美味しいよ。
お値段もお手頃でGood。
是非食べてみてね。
大分駅にもお店ありまよ。
#JR九州 #joytb #大分 #ミルヒ #milch出典 Instagram
Milch(ミルヒ)のチーズケーキ「ケーゼクーヘン」とは
由布院ミルヒの看板商品
焼きたては、ふわとろっ
冷やせばしっとり濃厚なチーズケーキ1年近くかかった試作の繰り返しの末、
ついにケーゼクーヘンが完成し
「由布院ミルヒ」がオープンしました。
本来冷たいはずのチーズケーキを出来立ての
まだ中がとろとろの状態で提供する。
チーズは三層になっているという贅沢さ。出典 ミルヒ公式サイト
Milch(ミルヒ)
住所:大分県由布市湯布院町川上3015-1
お問い合わせ:0977-28-2800
口コミ
ふわとろのスフレの濃厚チーズケーキ♪ コスパも良く食べ歩きに最適♪
由布院駅から駅前通り、由布見通りを歩き、
白滝橋を渡るとB-speakの横の狭い道を進みます。
ここからは人気店が立ち並び、食べ歩きが楽しめる湯の坪街道。
寂しく感じられた湯布院の街、一気に観光客が増えてきました。
左手に観光案内所でピックアップしたMilch(ミルヒ)が見えてきました。
ドイツ語で牛乳という意味のMilchミルヒ。
湯布院の牛乳を使ったスイーツが人気のお店。
一番人気はカップ入りのチーズケーキ「ケーゼクーヘン」
◇ ケーゼ クーヘン ・・・ 150円 (税込)
ケーゼはチーズ、クーヘンは焼き菓子のこと。
クランブル・ジェノワーズ・チーズスフレを三層に重ねた
スフレタイプのチーズケーキです。
ふわとろの焼き立てをいただきました。
焼き目はありませんが、ホカホカしています。
濃厚なとろとろのチーズケーキ。 こんなチーズケーキは初めて食べました。
大阪のりくろーおじさんのチーズケーキもスフレタイプですが、
それ以上にふわふわとろとろ。 プリンに近いのかもわかりません。
値段もお手頃なので、これは人気があるはずですね。
初めて食べた湯布院スイーツ。 なかなか侮れない美味しさです。
ごちそうさんでした。
出典 食べログ
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岡本屋売店の元祖地獄蒸しプリン
苦味が効いたカラメルと濃厚な味わいがくせになる地獄蒸しプリン
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元祖地獄蒸しプリン。苦みが効いたカラメルが美味しかったぁ#地獄蒸しプリン岡本屋 #元祖地獄蒸しプリン #プリン #マグマの力 #苦めのカラメル #ひとつひとつ手作り #岡本屋売店 #別府地獄巡り #別府温泉
出典 Instagram
岡本屋売店の元祖地獄蒸しプリンとは
苦味が効いたカラメルと濃厚な味わいがくせになる地獄蒸しプリン。
ひとつひとつ手作業で仕上げ、温泉のスパイスがぎっしり詰まった自慢の一品です。出典 岡本屋売店公式サイト
岡本屋売店
住所:大分県別府市明礬4
お問い合わせ:0977-66-3228
口コミ
元祖地獄蒸しプリン
明礬温泉で一番古い宿、明治から140年以上続く老舗旅館、岡本屋の売店が独立して営業しています。
大きく書かれた「元祖地獄蒸しプリン」。
名前はよく聞くのですが、もちろん頂いたことはありません。ここ通り、色々な場所で湯けむりが上がり、目の前にも「明礬地獄」と書かれた場所から湯気が上がっています。
この辺りの温泉は硫黄泉でコバルトブルーやグリーンに天候や季節によって見える色が違う温泉、泥湯が有名な施設、そして湯の花から「みょうばん」が作られた歴史ある場所で有名です。
近くの明礬温泉でゆっくりと温泉に浸かった後での立ち寄りです。
湯気の近くに車を停めて店内へ向かいます。
店内はカウンターでオーダーと会計を済ませて、店内で食べる方は奥へ、持ち帰る方はそのままUターンとなっています。
●とり天 660円
●めん玉うどん 715円
●元祖地獄蒸しプリン 330円会計を終えると、元祖地獄蒸しプリンだけはすぐに渡されて、あとは席で待っているシステムです。
目の前にプリンがあるのに、食事が到着するまで待つなんてできません。デザートから先になくなってしまいました。
このプリン、美味しい!テーブルにはかぼすポン酢とかぼす果汁が常備されており、さすが大分県。
とり天とめん玉うどんが到着です。
調味料の説明を受けましたが、しっかり聞き取れずに終わってしまいました。まぁいいさと思うままに食べてみます。
とり天は柔らかくそのままでも十分美味しく、かぼす果汁を垂らしても、かぼすポン酢をつけても、からし醤油でも美味しい。このとり天、幾つでもいけそう。
めん玉うどんもボリュームすごくて、手こずりましたが、なかなか美味しかったです。
せっかく来たならプリンととり天は外さずに食べたいところでした。
今日は悪天候でしたが、天気が良いと、海まで見下ろせるようです。
雨と湯けむりの中も味があって良い雰囲気でした。いつかまた立ち寄りたい場所です。
美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。出典 食べログ
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ざびえる本舗のざびえる
大分のお土産といえばざびえる
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hikariko.04
こんにちは♪
今日のおやつ。
ざびえる と 瑠異沙。#ざびえる 大分のお土産といえばざびえるなんですって。
初めていただきました( ¨̮ )洋風の皮の中に白餡か入った(銀)と、
ラムレーズンが入った(金)の2種類。それとカステラ生地の中にリキュールで香り付けした
すみれ色の餡が入っている#瑠異沙お茶と一緒にいただきました。
合うねぇ。まず箱が豪華✨
ベルベット調の箱なんだよ!
お菓子は2段になってて沢山入ってるー。
旦那の仕事先にもおすそ分けしました(*´﹀`*)ありがとうございました
#今日のおやつ #おやつの時間 #おやつタイム #ざびえる本舗 #大分銘菓 #お取り寄せスイーツ
出典 Instagram
ざびえる本舗のざびえるとは
天文20年(1551年)豊後の国を訪れたフランシスコ・ザビエルは、大友宗麟の庇護を受け、神の教えを広めると共に、小学校や大病院を次々に建て、府内の街(現在の大分市)に、南蛮文化の花を咲かせました。その功績を讃えて、和洋折衷の菓子・南蛮菓「ざびえる」が誕生しました。
バター風味豊かな洋風の皮と、精選された純和風の白餡(銀)と、ラム酒に漬けたレーズンを刻みこんだ2種類の餡(金)が、遠い昔の府内の夢へと誘います。
50年以上愛され続ける大分の代表銘菓です。出典 ざびえる本舗公式サイト
ざびえる本舗
住所:大分県大分市大分流通業務団地1-3-11
お問い合わせ:097-524-2167
口コミ
夏が来れば思い出す…♪銘菓『ざびえる』・・・ざびえる本舗
大分県大分市の銘菓『ざびえる』。
昭和37年に《長久堂》が発売を始めたビスケット生地の中に和風の白餡が入った和洋折衷のお菓子。
平成12年、《長久堂》の閉店により“幻の銘菓”となってしまいましたが、翌年の平成13年、《長久堂》の元従業員さんが《ざびえる本舗》を設立され製造を再開しリバイバル。
現在も増々の人気で、定番・ロングセラーの大分を代表するお菓子です。
お店の紹介によると「バター風味豊かな洋風の皮と、精選された純和風の白餡と、ラム酒に漬けたレーズンを刻みこんだ2種類の餡が、遠い昔の府内(大分)の夢へと誘います。」とのこと。
パッと見は一緒なんですが包みを裏返すと「金」と「銀」の2種があって、「金」はラム酒に浸けたレーズン入り。
お菓子にうるさいカナイはこの「金」を絶賛。お気に入りです。
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.母方の“田舎”が大分県で、ワタクシが子供のころ、夏休みに帰省するとお座敷の来客用の座卓上に、漆器の菓子鉢に盛られた、この『ざびえる』や、中津市・《殿畑双葉堂》の銘菓『ビスマン』・『丸ぼうろ』が必ずありました。
兄弟、従兄弟と山や川で遊び尽くして夕方に祖父母宅へ戻ると晩御飯を待ちきれず、皆でその菓子鉢にこっそり手を伸ばし、ヒグラシが鳴く縁側で頬張っていたものです。
当時、世界で一番おいしいお菓子と信じて疑いありませんでした。この夏、お盆に帰省する際、高速道路のサービスエリアで、この『ざびえる』が販売されているのを発見。
手土産に加え持参しました。
田舎の濃くて懐かしい麦茶と共に久しぶりにいただきました。
ワタクシは「銀」をいただきます。
柔らかいビスケット生地はバターの風味たっぷり。
中身は白餡のあっさり、やさしい甘さ。
今となっては“素朴”な、子供の頃と変わらない美味しさです。
“謳い文句”通り、遠い昔の“真夏の夢”へと誘われます。
ノスタルジィ。
また、来夏もここへ来よう。夏が来れば思い出す…♪
銘菓『ざびえる』、ごちそうさまでした。出典 食べログ
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お菓子のこと、もっと知りたい!
和菓子
和菓子は、日本の歴史や季節感から生まれた伝統文化であるとともに、それぞれの地域に根ざした食文化を表すものです。
和菓子の歴史
和菓子の歴史は、縄文時代までさかのぼるとされています。木の実を粉砕して、水でアクを抜き丸めたもの。これが団子の始まりといわれています。
その後、唐(現在の中国)との交流や茶の湯文化の発展などの影響を受けながら和菓子は進化。多様な素材を取り入れながら、製造や加工方法を発展させて、伝統的な技術を生かしつつも高品質で美しい形状の和菓子が、生み出されていきました。
その一方で、古くからの団子や餅が根強く好まれているのも、和菓子文化ならではの特徴。年中行事にも欠かせない和菓子は、日本の伝統文化と深く結びついて愛され続けています。
さまざまな和菓子
全国各地で、その土地ならではの農産物を生かして作り出される和菓子。
素材が同じでも、それぞれの地域でまったく異なる加工方法で作られることがあります。そのため、和菓子の種類はとても多く、分類が困難。ここでは、大まかに分類した一般的な和菓子の例を紹介します。
餅もの
柏餅、団子、大福、おはぎなど、米を原料とした餅を使っている菓子のこと。
蒸しもの
栗蒸しようかん、蒸しまんじゅうなど、蒸して作る菓子のこと。
焼き菓子
平鍋もの
桜餅、どら焼き、きんつばなど、焼いて作る菓子のうち、平鍋という銅板を使って焼く菓子のこと。
オーブンもの
カステラ、栗まんじゅうなど、焼いて作る菓子のうち、オーブンを使って焼く菓子のこと。
流しもの
ようかん、水ようかんなど、型に流し込んで作る菓子のこと。他に、水ようかんなど。
煉り(ねり)きり
煉りきり、こなしなど、餡(あん)を主体にして形を作る菓子のこと。
おかもの
最中など、別々に作ったものを最後に組み合わせた菓子のこと。
打ち菓子
落雁など、型に入れて打ち固めた後、取り出した菓子のこと。
季節を表現する和菓子
季節の移り変わりがはっきりしている日本。和菓子の世界でも、季節感をとても大事にしています。
春はさくら餅、夏は水ようかんといったように、それぞれの時期だけに作られる和菓子があり、これらを通じて日本では四季の訪れを感じることができます。
また、和菓子そのもので季節を表現することもあります。例えば煉りきりでは、同じ素材を使いながら形状や色合いを変え、四季折々の美しさを形作っています。四季だけでなく、それぞれを6分割した二十四節気で表現することもあるのです。
出典 農林水産省Webサイト
洋菓子
洋菓子とは、西洋に起源を持つお菓子で、クリームや果物を用いたシュークリームやショートケーキなどの生菓子、カステラなどの半生菓子、クッキーなどの焼き菓子の3種類に分類されます。
生菓子と半生菓子では、菓子に含まれる水分量に違いがあり、食感や保存期間も異なります。洋菓子の代表格「ケーキ」
洋菓子の代表選手とも言えるケーキは、古代ローマ時代にはすでに作られていました。
当時、材料である小麦の精製技術が確立されていたため、食後のデザートとしてケーキが食べられる習慣がありました。
その後、砂糖の精製も可能になり、ハチミツに変わって甘味料として利用されるようになったことで、フランスではアーモンドやりんご、ナッツを使用したタルトの原型も見られ始めました。
さらに卵を泡立てる製法が確立し、カステラやスポンジケーキ、シフォンケーキといった今日でも馴染みの深いケーキが次々と生み出されていきました。洋菓子のルーツ
日本人が初めて口にした洋菓子は、ポルトガル人によって持ち込まれたカステラだといわれています。
実際にケーキが販売され始めたのは大正時代に入ってからで、第二次世界大戦後に卵や砂糖、生クリームが手に入るようになるとケーキは一気に人気となり、一般に普及していきました。一方、焼き菓子のルーツはエジプトで製法が確立されたパンにあります。
パンがヨーロッパに伝わるなかで、果実やハチミツを使用した甘いパンや揚げ菓子が作られるようになり、ローマ時代には焼き菓子としてのステータスが確立されました。
当時は富裕層しか口にすることができなかった焼き菓子も、時代とともにお祭りなどでも提供されるようになり、庶民の間に広がっていきました。
砂糖がインドからヨーロッパにとどけられるようになった十字軍遠征以降、現代の焼き菓子に近いものが作られるようになり、ルネッサンス期にはチョコレートの原料となるカカオなどと組み合わされ、ハイレベルな焼き菓子が作られるようになりました。洋菓子製造のスタイルとパティシエ・洋菓子職人
洋菓子は和菓子をしのぐほどの高い人気があります。
同時に、洋菓子を製造するパティシエも人気の高い職種です。
製菓の専門学校で洋菓子づくりを学び、海外や国内の有名パティスリーで修行をする人たちが多くいるほか、レストランやホテルの製菓部門で職を得て、お客様に提供する洋菓子やウェディングケーキなどを製造する場合もあります。洋菓子の製造は大きく分けて2通りのスタイルがあり、ひとつはパティスリーに併設された工房でその日に販売する洋菓子を製造するスタイルです。
もうひとつは、セントラルキッチンで一手に洋菓子製造を行うスタイルです。
つくられた洋菓子は各店舗や百貨店などに配送されます。
いずれの製造方法であれ、パティシエたちは生地の配合からマジパンなどの洋菓子細工に至るまで、生み出す洋菓子のクオリティを高めるために努力しています。
コンテストへの参加を積極的に奨励するパティスリーもあり、モチベーションの高いパティシエたちはお客様の期待を超える洋菓子作りに日々力を注いでいます。出典 食バンク公式サイト
何が違うの?ヨーロッパ各国の『洋菓子』の特徴とは?
『洋菓子』といえば最初に思い浮かべるのは、フランス菓子ではないでしょうか。
フランスのお菓子の魅力・歴史
代表的なお菓子の種類とは?
フランスのお菓子の歴史
世界中で愛されているフランスのお菓子は、他国との交流の歴史を表すという一面を持っています。実は、フランスのお菓子は自国だけで培われてきたものではなく、近隣諸国と交流することで、今日まで発展を遂げてきました。
フランスと他国の交流の歴史において、重要な出来事のひとつが婚姻です。他国からフランスへ嫁いだ妃が、自国と同じ生活や食事ができるようにするために、侍女や家具だけでなく料理人やパティシエも同行させました。婚姻によって妃の国のお菓子がフランスに持ち込まれたことでおいしさが伝わり、次第にフランス国内に広まっていったのです。広まったお菓子はフランス風にアレンジされて進化を遂げ、フランス国内のみならず世界的な人気を誇る、現在のフランスのお菓子に至ったのです。
お菓子が伝わったフランスと他国の婚姻の一例が、イタリアの名門メディチ家の令嬢であるカトリーヌ・ド・メディシスです。16世紀にアンリ2世と結婚したカトリーヌ・ド・メディシスは、フランスへと渡りました。カトリーヌは美食家でもあったため、婚姻の際には故郷イタリアの料理やケーキ、砂糖菓子を作ることができるパティシエも同行させました。カトリーヌが嫁いだことにより、ビスキュイやマカロンといったお菓子や砂糖菓子の技術、イタリア料理、食事のマナーといったものがフランスに伝わりました。
フランスのお菓子の歴史は他国との交流だけでなく、修道院と教会にも深い関係があります。中世の修道院や教会ではよくお菓子が作られていました。作ったお菓子はキリスト教のミサで用いられたり、大きな祭日の時には一般の人々にも配られたりしていました。修道院や教会でお菓子作りが盛んだった理由のひとつは、製菓に必要な材料が揃っていたということです。中世の修道院や教会は非常に強い権力を持っており、その土地の領主の役割も果たしていました。そのため当時の修道院や教会は、農民から小麦などの穀物やはちみつ、卵、バター、チーズなどを納めさせていたのです。また、ある説によると、中世の修道院や教会の多くは一般の家庭には無いオーブンを持っていたため、お菓子を焼くことが出来たといわれています。
必要な材料と道具が揃っていたからこそ、修道院や教会でお菓子を作ることができ、現在のフランス菓子の多くが修道院や教会発祥となったのです。
フランス菓子の魅力
フランス菓子の魅力のひとつに、その美しい輝きがあると思います。焼き立てのガレット・デ・ロワは釜から出すとすぐに、糖度の高いシロップを刷毛で塗ります。そうすることで美しい光沢を生み、輝くのです。
エクレアのチョコレートも、フォンダンも、美しく輝く温度で仕上げることが大切です。ナパージュと呼ばれるジャムを塗ることもありますし、チョコレートのグラッサージュだけでも何種類ものレシピがあります。その美しい輝きがおいしさの表れだと言わんばかりに、時に華々しく、時に鈍く輝かせるのです。
フランス菓子の製法の中にも、輝きを出すための工程があります。例えば、チョコレートガナッシュクリームを仕込む際、少しずつ牛乳などを加えて丁寧にチョコレートを乳化させますが、美しく輝きのある仕上がりになったかどうかが、最終的な出来栄えを判断するポイントになります。美しくカットされたフルーツを例にとっても、みずみずしい状態を保つことと、果汁が滴るような輝きを出すことを目的に、フルーツに透明な艶出しを塗る工程があります。
材料の組み合わせから、焼き上げ、そして仕上げに至るまで、多くの手作業を経てフランス菓子はショーケースに並びます。作り手であるパティシエも、お買い求めいただくお客様も、手間を惜しまない丁寧な手作業によって生まれる美しさにこそ、そのお菓子の魅力を感じるものだと思います。
代表的なフランスのお菓子
フランスには国内外の人々を魅了する、バリエーションに富んだお菓子があります。大都会パリに並ぶきらびやかなお菓子から、地元で愛され続ける素朴なお菓子、各家庭で食べ続けられる庶民的なお菓子など、豊富な種類が存在します。多種多彩なフランスのお菓子の中で、代表的なものをご紹介します。
シュー生地
エクレア(Éclair)
細く絞ったシュー生地にたっぷりクリームが詰まったエクレアは、フランスではシュークリームよりもポピュラーなお菓子です。日本でもデパートやパティスリー、コンビニなど様々なお店で販売されている、馴染み深いお菓子といえるでしょう。
エクレアはフランス語で「稲妻」という意味です。コーティングしたチョコレートが稲妻のように光るから、エクレアを焼いた時の表面にできる割れ目がまるで稲妻のようだから、稲妻のように素早く食べないと中のクリームが溶けてしまうから等々、エクレアの名前の由来には数々の説が存在します。
エクレアの中のクリームは定番のチョコレートやキャラメル風味から、フルーツ風味やナッツ風味など、様々な種類があります。また、最近では、表面に色とりどりのフォンダンがかけられ、見た目も美しく仕上がっています。エクレアは、中のクリームも外側も非常にバラエティー豊かな、フランスでも人気のお菓子です。
サントノーレ(Saint-honoré)
サントノーレはフランスで古くから作られている伝統菓子のひとつ。特別な日のためのお菓子として、昔から根強く愛されています。作り方は、円形に伸ばした生地の上に、一口サイズのシューやクリームを乗せていきます。使用するシューは表面にカラメルをコーティングすることで、カリッとした食感が愉しめます。コーティングしたシューを重ね、クリームを乗せれば完成です。実は、元々はシュー生地を丸く伸ばしたものを土台にしていたのですが、上にシューやクリームを載せるには安定性が悪かったため、次第に別の生地を使用するようになったと言われています。
サントノーレは伝統菓子でありながら、アレンジが自由にできるお菓子です。円形の生地の上に一口サイズのシューやクリームを乗せるだけでなく、フルーツを乗せたり、シューやクリームを重ねて高さを演出したりすることも出来ます。パティシエのセンスも愉しめるお菓子です。
サントノーレの名前は、かつてパリの高級商店街にあったサントノーレ通りに由来します。サントノーレ通りにあるお菓子店が作ったお菓子が評判を呼び、お店のオーナーが通りの名前にちなんで「サントノーレ」と付けたのが名前の由来です。
焼き菓子
マドレーヌ(Madeleine)
マドレーヌはたっぷり入ったバターの風味と、ふわっと柔らかい食感が愉しめるお菓子です。本場フランスのマドレーヌは貝の形に似ており、真ん中の部分がぽっこり膨らんでいます。ベーキングパウダーのガスがしっかり抜けているために真ん中が膨らむので、ぽっこり膨らんだ部分があるということは、マドレーヌが上手に焼き上がった証拠ともいえます。マドレーヌの材料の特徴は、卵のすべての部分を使用して作ること。似たお菓子のフィナンシェは卵白のみで作られており、卵を全部使うか、卵白だけ使うかという違いがあります。
フランスのお菓子の中でもマドレーヌは、庶民的なお菓子として人気です。その名は、マドレーヌという名前のメイドが作ったことに由来します。フランス・ロレーヌ地方の領主が晩餐会を開こうとした際に、パティシエが厨房でいさかいを起こして職場を放棄し、同じ職場で働いていたメイドのマドレーヌがその場をしのぐために、祖母から教わったお菓子を作ったのがマドレーヌ誕生のきっかけという説があります。そのマドレーヌのおいしさがベルサイユ宮殿でも評判となり、やがてフランス国内に広がり、人気を集めていったのです。
フィナンシェ(Financier)
日本でも人気のフィナンシェは、バターとアーモンドの香ばしい風味を堪能できる、長方形の焼き菓子です。マドレーヌによく似た味わいですが、バターをふんだんに使うことでしっとり感があり、アーモンドプードルを使うことで鼻孔をくすぐる香ばしい香りが愉しめます。
フィナンシェは「財産家」「金融家」という意味で、形状は金塊に似ていますが、実は教会発祥のお菓子です。17世紀のフランス北部の修道女が作ったお菓子であるため、古くは「聖母訪問教会」を表す「ヴィジタンディン」という名称でも呼ばれていました。
マカロン(Macaron)
マカロンは外がサクッとしていて、中はしっとり柔らかい、日本でもお馴染みのお菓子です。フランスのお菓子の中で、最も有名なもののひとつと言えます。マカロンの作り方は非常にシンプルで、泡立てたメレンゲにアーモンドを混ぜて焼きます。主な材料は卵白と砂糖とアーモンドですが、アレンジによって多彩な味わいが愉しめるため、現在では数多くの独創的なマカロンが作られています。彩り豊かで表面がつるつるした、フランスや日本でよく見かけられるマカロンは、「マカロン・パリジャン」「マカロン・リス」と呼ばれる種類です。
フランスの焼き菓子の定番ともいえるマカロンですが、実はイタリア由来のお菓子です。16世紀にフィレンツェのメディチ家の令嬢カトリーヌがアンリ2世に嫁いだ際、イタリアからフランスにマカロンが伝わりました。カトリーヌによりイタリアから伝わったマカロンがフランスで洗練され、今や世界中で愛されるお菓子となったのです。
カヌレ(Canelé)
ボルドー地方の伝統的なお菓子であるカヌレは、ボルドーの修道院が発祥です。外はこんがり黒く焼かれ、中はしっとりもちもちしていて、濃厚な甘さが印象的なお菓子となっています。
カヌレの濃厚な甘さの秘密は、ラム酒の味わい。ラム酒が効いているからこそ、大人の甘さが堪能できます。また、卵、バター、小麦粉、牛乳などを使用しているため、外はカリッとしていながら、中の生地がもちもちに焼き上がるのです。
カヌレは独特の形をした「カヌレ型」と呼ばれる焼き型で焼きます。カヌレ型は小さな釣鐘型で、たくさんの縦溝が施されている独特な造り。この型の内側に蜜蝋を塗って焼くことで、王冠にも似た形のカヌレが出来上がります。
タルト・パイ生地
ミルフィーユ(Mille-feuille)
ミルフィーユはほんのり塩気を感じる生地と、口の中でとろける甘さのクリームが絶品な、フランスの歴史あるお菓子です。日本でも定番であるミルフィーユの特徴は、焼き上げたパイを何重にも重ね、その間にカスタードクリームなどを挟んでいること。オーブンで焼き上げる生地は非常にサクサクした食感で、クリームの甘さがよく絡みます。クリームには伝統的なカスタードクリームだけでなく、生クリームや、カスタードクリームと生クリームを混ぜたクレーム・レジュールなども使われています。
タルトタタン(Tarte tatin)
タルトタタンは、りんごの甘露煮の薄切りがたっぷり乗った、タルトのお菓子です。りんごは生地の下に敷き詰めたり包んだりするのではなく、タルトの上に乗せるのが特徴です。りんごは砂糖とバターで炒めてキャラメリゼされ、その上にタルト生地を乗せてそのまま焼きます。最後にひっくり返し、りんごの部分を上にして食べるのです。タルトタタンはキャラメリゼされたりんごの良い香りと、甘酸っぱさが魅力です。
タルトタタンの名称はホテルの名前が由来で、19世紀後半に「タタン」というホテルで考案されました。ホテルを営んでいたタタン姉妹が、りんごのタルトを焼こうとした時に、生地を敷かずにりんごだけ焼いてしまいました。その時に機転を利かせて生地をかぶせて焼き、お客様に出したところ大好評。このことがきっかけでタルトタタンはホテルの看板商品となり、今でも受け継がれるお菓子となりました。
その他の有名なお菓子
ガレット・ブルトンヌ(Galettes bretonnes)
ガレット・ブルトンヌはバターの豊かな香りと塩味が効いた、ほろほろ食感の生地が愉しめるお菓子です。ブルターニュ地方発祥の郷土菓子のひとつで、名前のブルトンヌは「ブルターニュ風の」という意味です。
サブレの一種であるガレット・ブルトンヌは、酪農と塩作りが盛んなブルターニュ地方ならではの、地元で作ったバターと塩をふんだんに使ったフランス菓子です。かつてのガレット・ブルトンヌはバターの使用量が小麦粉に対して1割だったのですが、現在のガレット・ブルトンヌは小麦粉と同量のバターを惜しみなく使うものも珍しくありません。そのためザクザクした食感が愉しめるだけでなく、バターの風味もたっぷり堪能できます。
リ・オ・レ(Riz au lait)
リ・オ・レはライスプディングとも呼ばれるお米のお菓子で、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスの家庭で食べられるおやつの定番です。家庭によって味付けやレシピが異なり、気取らない味で親しみやすいおやつです。
リ・オ・レの作り方は、まずお米を牛乳で煮ます。レシピによっては牛乳に浸したお米をオーブンで焼くものもあります。牛乳で煮た後は砂糖で甘味をつけます。リ・オ・レはいわば「ミルク粥」のようなデザートで、フランスではママンの味として親しまれています。
クリスマス・ハロウィン…行事と一緒に愉しむお菓子
フランスのお菓子は日常生活の中で食べられるものだけでなく、クリスマスやハロウィンといった行事の際に愉しむお菓子もあります。クリスマスなど特別な日に食べられる、フランスのお菓子を紹介します。
ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)
ガレット・デ・ロワはキリスト教の「公現祭」に新年のお祝いとして食べられるフランスのお菓子です。「公現祭」はキリスト教の主要な祝祭のひとつで、元々は1月6日に祝っていましたが、近年では1月1日を除いた一週間のうち、最初の日曜日に祝うように変化しています。
ガレット・デ・ロワを食べる際は、お菓子の中に陶器の人形(フェーブ)を隠す習慣があります。切り分けられたガレット・デ・ロワを食べた際に、人形の入ったカットを当てた人が男性ならば王様、女性ならば女王様となります。人形が当たった人は紙で作った王冠をかぶり、一緒に食べていた人から祝福を受けるとされており、このためガレット・デ・ロワはフランス語で「王様のお菓子」を意味します。
ガレット・デ・ロワはパイ生地の中にアーモンドクリームが入っているのが一般的ですが、地方によっていくつかの種類があります。フランス北部ではパイ生地にアーモンドクリームを入れますが、南部ではブリオッシュ生地を使ったガレット・デ・ロワが作られます。ブリオッシュ生地のガレット・デ・ロワの形はリング状となっており、生地の表面にフルーツやドライフルーツを盛って食べます。
ガレット・デ・ロワのパイ生地は折回数が多く、階層が多いのが特徴です。しっかりとした歯ごたえが生まれるため、「ザクザク」したパイ生地と感じます。これに対して、ミルフィーユのパイ生地は折回数が少なく、バターの層も少ないため、バターが溶けて生地に浸透した後の空洞が大きくなることで、食感は「サクサク」と感じます。同じパイ生地でも、ガレット・デ・ロワとミルフィーユのパイ生地の固さや食感の違いを意識してみると面白いかもしれません。
クレープ(Crêpe)
クレープはフランスでは日常生活の中だけでなく、2月2日に祝われるキリスト教の「聖燭祭」でも食べられるお菓子です。「聖燭祭」は聖母マリアのお清めを祝う日で、信者がろうそくを持って行進する、ろうそく行列が有名です。
「聖燭祭」の夜にフランスではクレープを食べる習慣があります。クレープを食べる理由は、クレープの形と色が太陽を象徴し、恵みと豊穣をもたらすものとされているからです。聖燭祭の日にクレープを食べる際は、一年の幸運と繁栄を願い、片手にコインを握ってもう片方の手でフライパンを握り、ひっくり返すという遊びを行います。うまくクレープをひっくり返すことができれば、その一年が幸せに過ごせるとされているならわしです。
クレープは生地を薄く焼き、何重にも重ねたお菓子ですが、実はブルターニュ地方で食事として食べられる、そば粉のガレットから着想を得て作られたと言われています。日本ではクレープというと、生地の中にフルーツや生クリーム、ジャム、アイスクリームなどを入れ、くるくる巻いたものが有名ですが、本場フランスのクレープはお皿の上に三角状に平たく盛り付け、ナイフとフォークで頂きます。
クレープを食べる際に欠かせないのがソースです。クレープと一緒に食べるソースは、定番である生クリームやチョコレートソース、カラメルソースだけではありません。フランスではヌテラというソースをかけて食べることもあります。ヌテラはヘーゼルナッツベースのチョコレート風味のソースで、美食家の多いフランス人の舌を唸らせる逸品です。
ブッシュ・ド・ノエル(Bûche de Noël)
日本でもすっかりお馴染みとなったブッシュ・ド・ノエルは、12月25日に食べるクリスマスケーキです。ブッシュ・ド・ノエルの由来は、12月25日にキリストの生誕を祝い、夜通し暖炉に薪をくべて燃やしたことにあります。本来のブッシュ・ド・ノエルは本物の大きな丸太を燃やすことでしたが、時が経つにつれ本物の丸太を燃やす習慣が廃れ、代わりにお菓子のブッシュ・ド・ノエルが登場し、広まっていきました。この起源により、ブッシュ・ド・ノエルは燃やした丸太をかたどったケーキを指すようになったのです。
ブッシュは「木」という意味で、ノエルは「クリスマス」という意味を表すため、直訳すると「クリスマスの木」という意味になります。ベースであるロールケーキの表面をココア・チョコレートクリームで覆い、フォークで表面を薄くひっかいて筋をつけることで、樹皮を表現します。
フランスの伝統的なクリスマスケーキであるブッシュ・ド・ノエルの人気の理由は、デコレーションやアレンジが豊富という点にもあります。好みに合わせてフルーツなどを盛りつけることができるのです。ブッシュ・ド・ノエルは家族と過ごすクリスマスに欠かせない、フランスのお菓子です。
フランス菓子以外の他のヨーロッパの各国のお菓子
洋菓子は西洋菓子の総称であり、ヨーロッパの各国に様々なお菓子の起源が存在し、製法や傾向などにも少しずつ違いがあります。
それでは、フランス菓子以外の他のヨーロッパの各国のお菓子にはどのような特徴があるのでしょうか?
それぞれの国の伝統菓子と一緒にご紹介します。ドイツ菓子
ドイツ菓子は、基本的な生地やクリームなどの製法はフランス菓子と変わりません。
種類は大きく分類すると、比較的シンプルな焼き菓子のクーヘンや、生クリームやフルーツを使ったトルテなどがあります。
日本のケーキと比べるとサイズが大きく、直径30cmのトルテも珍しくありません。
大きさに対して甘さは控えめで、素朴で親しみやすいものが多いです。バウムクーヘン
ドイツには、国立洋菓子協会が定めた『バウムクーヘンの定義』が存在し、厳しい基準をクリアしたものだけが本物のバウムクーヘンだと認められます。
そのため、ドイツ人でもバウムクーヘンを食べたことがない人は多いようです。シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ
ドイツで圧倒的人気を誇っている定番のケーキです。
レープクーヘン
シナモンやナツメグなどの香辛料を使い、主にクリスマス菓子として親しまれているお菓子です。
イギリス菓子
イギリスといえばアフタヌーンティーとスコーンを思い浮かべるかもしれません。
紅茶とともに軽食やお菓子を食べる習慣のあるイギリスでは、お菓子の種類が非常に充実しています。
ふわふわとした食感よりも、ボリュームのあるものが好まれるため、泡立て器を使用せずに木べらだけで作ることもあるそうです。ファッジ
イギリスでは専門店があるほど人気の定番のお菓子。
砂糖と牛乳や練乳、バターをベースにチョコレートやフレーバーを混ぜ込んだ激甘スイーツです。ヴィクトリアスポンジケーキ
ヴィクトリア女王がアフタヌーンティーの際に一番気に入っていたというケーキ。
見た目は素朴ながらも、名前から高貴さを感じられますね。クリスマスプディング
イギリスのクリスマスケーキとされている伝統菓子。
私たちが想像するプリンとは違い、パン粉や小麦粉、牛脂、ドライフルーツ、ナッツなども使われています。イタリア菓子
実はフランス菓子より古い歴史をもつイタリア菓子。
イタリア語で甘いという意味を持つ『ドルチェ』は、お菓子を示す言葉として私達日本人に馴染み深いですね。
傾向としては蜂蜜やチーズ、ナッツ類を使用したお菓子が多いようです。ティラミス
ティラミス(Tira-mi-su)の意味は、直訳すると「私を上に持ち上げて!」 。
つまり、食べて「元気になる」ドルチェということです。パンフォルテ
もともとはクリスマスのお菓子とされていた、古くからある伝統菓子。
小麦粉や砂糖、蜂蜜をベースにした生地に、柑橘類の砂糖漬けや、飴に絡めたナッツ類などを混ぜ込んだずっしりとしたお菓子です。ウィーン菓子
ウィーン菓子はウィーンに限ったものではなく、オーストリアの他の地域でも似たお菓子が作られていることも少なくありません。
製法はシンプルで、ナッツや香辛料などを生地に混ぜ込む手法が特徴的です。ザッハトルテ
ウィーン菓子の代表ともいえるザッハトルテは、200年前の配合や作り方が伝統として守られていると言われています。
カルディナールシュニッテン
黄色と白のカトリックの旗をモチーフにしたお菓子。
コーヒークリームの代わりにジャムだけを挟んだ昔ながらのものもあります。出典 ホテルオークラ公式サイト パティシエントマガジン公式サイト
日本全国の美味しいお菓子
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