らっきょう漬け、いぎす、いただき、小豆雑煮、大山おこわ、柿の葉寿司、どんどろけ飯、とうふちくわ、いもぼた、こも豆腐、栃餅、親ガニのみそ汁、アカガレイの子まぶり、あごちくわ、いがい飯、スルメの麹漬け、板わかめ、いわし団子、おいり、がんちゃ汁、じゃぶ、そら豆の粉吹き、ハタハタ寿司・しろはた寿司、もさえびの刺身、焼き鯖の煮付け、呉和え・なすのずんだ和え、若桜のおやき..
こちらでは鳥取県の伝統的な家庭料理、郷土料理、名物料理、ソウルフード、人気のご当地グルメ、お取り寄せグルメ、お菓子等、鳥取の食文化の特徴と魅力、材料、レシピをご紹介します。
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らっきょうの塩抜きも終わり、いよいよ今日から甘酢に浸かってもらいます。
仕上がりまであとひと月❗️片方の瓶には鷹の爪と八角を入れてピリ辛仕上げにすることにしました😁
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ねえねえボンゾくん、鳥取県の美味しいもの教えて!
そうだねえ、らっきょう漬け、いぎす、いただき、小豆雑煮、大山おこわ、柿の葉寿司、どんどろけ飯、とうふちくわ、いもぼた、こも豆腐、栃餅、親ガニのみそ汁、アカガレイの子まぶり、あごちくわ、いがい飯、スルメの麹漬け、板わかめ、いわし団子、おいり、がんちゃ汁、じゃぶ、そら豆の粉吹き、ハタハタ寿司・しろはた寿司、もさえびの刺身、焼き鯖の煮付け、呉和え・なすのずんだ和え、若桜のおやき.. たくさんあるんだよ!それじゃあ、イギーくんと一緒に鳥取県の美味しいもの、詳しく調べてみようね!
鳥取県の伝統的な家庭料理、郷土料理、名物料理
らっきょう漬け
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#カレーのお供出典 Instagram
らっきょう漬けの特徴
歴史・由来・関連行事
鳥取県でのらっきょうの栽培は古く、江戸時代まで遡り、参勤交代のとき小石川薬園より持ち帰ったといわれている。らっきょうは生命力が旺盛なため、砂丘地でも育つということから、当時は少数の農家で自家用として栽培されていたが、大正初期に産業組合が設立され、スプリンクラー灌水が導入された頃から本格的な大規模生産が始まった。塩漬けおよび味付けの加工が始まったのは昭和40年頃。生産面積の増加によって大幅に出荷量が増えたが市場価格が暴落し、これを機に農業協同組合が加工事業を開始し、加工原料として取り入れることで出荷調整し価格の安定化を図ることができるようになった。
食習の機会や時季
収穫は5月下旬から6月中旬まで。塩漬け及び味付けに加工し、鳥取砂丘の土産物等として販売されるなど、年中食べられるようになっている。
飲食方法
らっきょうの漬け方には「本漬け」と「簡単漬け」があり、「本漬け」は、水洗いしたらっきょうを2週間以上塩漬けした後、塩抜きしてから漬け込む。塩漬けにすることでらっきょうが乳酸発酵して美味しいらっきょうになるが、塩抜きの加減が難しく手間がかかる。「簡単漬け」は塩漬けの手間を省いた漬け方で、塩抜きの必要がないので、思い立ったその日に手軽に漬け込むことができるが、冷蔵保存が必要となる。らっきょうの漬け方で最もポピュラーなのが「甘酢漬け」だが、地元では色々な漬け方がされており、「塩漬け」「赤ワイン漬け」「しそ漬け」「りんご酢漬け」「黒砂糖漬け」「黒酢漬け」などがある。
らっきょう漬けのレシピ、作り方
材料(らっきょう4kg分)
らっきょう 4kg
塩 1.2kg
らっきょう酢 1.8L
氷砂糖 1kg
赤唐辛子 小8本位作り方
1 らっきょうは塩漬けにして10日間から2週間ほどおく。
(直に食べない場合は、このまま保存する。)
2 流水で塩出しする。(噛んでみて少し塩気がある程度に)
3 熱湯を準備しておく。
4 らっきょうをざるに広げ、熱湯をざっと回しかけて冷ます。
5 熱湯をかけ殺菌した容器にらっきょうを入れ、氷砂糖、らっきょう酢、種をとった赤唐辛子を入れて密封し、冷暗所に保存する。出典 農林水産省公式サイト
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いぎす
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moo0940
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鳥取県民のソウルフード「イギス」。
海藻のイギス草を水で煮溶かしたあと
バットに入れて冷やし固めたもの。
わが家では胡麻をふりかけて
しょう油で食べます。
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夏前に実家に帰った際に
地元のスーパーで買ってきました。
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イギス草は海水の温暖化で
収穫量がとても減っているらしいです。
希少な食べ物になりつつあるイギス。
バット2つ分つくったので、
食卓に当分の間登場することとなります😅
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#イギス #いぎす #鳥取県 #とっとり #とっとりぐらむ #ソウルフード #igisu #tottori #tottorigram出典 Instagram
いぎすの特徴
歴史・由来・関連行事
「いぎす」はえごのりとも呼ばれるいぎす草を使った料理。飛鳥・奈良時代には、すでに献上品として朝廷にも送られていたといわれている。いぎす草は、春になると海岸に流れてくる海藻で天草の一種である。次々と二またに分かれる多くの細糸状の分岐をもち、ホンダワラ類の体枝に絡みついて長さ20cm前後まで生育する。細い糸状で先が鉤(かぎ)状に曲がっている。夏から秋にかけて繁茂し、主に中部地域、西部地域の漁港で水揚げされる。採取したいぎす草は、夏の強い日差しですぐに乾燥させ、雑藻などを取り除きながら水洗いと天日乾燥を3回か4回ほど繰り返して保存する。
「いぎす」は凝固剤などを加えなくても自然に固まる寒天やところてんと同じ原理の料理であり、いぎす草を煮溶かし固めたものを基本とする郷土料
食習の機会や時季精進料理や祭り・節句・冠婚葬祭の料理に振舞われることが多く、「いぎす」と聞くと正月や法事などを連想するという人も少なくない。
飲食方法
乾燥したいぎす草をもどし、とろ火で煮とかし、容器に入れて固め、ごまを振りかけて酢味噌や辛子醤油、しょうが醤油でいただく。ドレッシングや黒蜜をかけて食べることもある。いぎすの繊維が滑らかになるまで煮溶かすのがポイント。見た目はようかんのようだが、口に入れると海の豊かな香りが広がって独特の触感が楽しめ、精進料理には欠かせない。低カロリーであり、水溶性の食物繊維やミネラルが豊富な一品である。
いぎすのレシピ、作り方
材料(保存容器1個分)
干いぎす草 25g
水 500ml
ごま 適量
醤油 適量
酢 少量作り方
1 干いぎす草は水で2~3回水洗いした後、水に浸けてもどす。その後、ザルにあげてゴミを取り除く。
2 鍋にいぎす・水・酢(少量)を入れて、火にかける。
3 沸騰したらとろ火にする。30~40分くらいよくかき混ぜながら煮る。
4 ほどよく練れたらバットなどに移し、冷蔵庫で冷やす。
5 固まったら食べやすい大きさに切り、ごまをふる。食べるときに醤油をつけていただく。うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~ 鳥取県「いぎす」レシピムービー出典 農林水産省公式サイト
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いただき
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tottori.furemizu
鳥取西部の郷土料理 #いただき です!大きめの揚げの中に、具材を混ぜた生米を詰め、調味料と乾物だしと一緒に炊いていくのですが、優しい味でふっくら美味しい‼️東部民の私ですが、これは普段から作っちゃおう!と思いました😊💕💕
農作業の合間に食べられるということで、こんなお料理になったそうです。
名前の由来は諸説あるようですが、ひとつは、その見た目が大山の頂(いただき)に似ているから、とのこと😊⛰おもしろいです。
郷土料理を教わる機会ってなかなか少ないので、私はとっても得した気分でした(笑)
炊き込みご飯を別に作って詰めるような面倒さがなくて、生米から作れるので、お弁当にもいいなぁ。
#郷土料理#いただき#フレッシュミズ#フレミズ#べっぴん部会#鳥取
出典 Instagram
いただきの特徴
歴史・由来・関連行事
大きな油揚げの中に生の米・野菜を詰めて、だし汁でじっくり炊き上げた古くから伝わる郷土料理。
言い伝えによると、明治中期頃、境港市にあるお寺の住職が福井県のお寺と行き来があり、そこで精進料理として出された油あげを大変気に入り、持ち帰って米や野菜を詰めて炊いたのがはじまりだといわれている。「いただき」の名前の由来は諸説あり、まだ米が貴重な時代には大変なごちそうとされ、近所の方の「もらう」ではなく「頂く」という感謝の気持ちが、そのままこの「いただき」という名になったという説や、秀峰「大山(だいせん)」の頂上にかたちが似ているところから、こう呼ばれるようになったという説もある。漁師や農家の人々がお弁当に持って行ったともいわれている。また、別名「ののこ飯」とも呼ばれ、綿入れの着物の様にふっくらしていることから”布子”という名がなまったところからきているといわれている。食習の機会や時季
昔は、何か特別な行事があった時に各家庭でつくられ、近所に振る舞われた。当時は米がとても貴重だったため、少量の米でお腹一杯になるようにと、たくさんの具材を入れ工夫してつくられたといわれている。また、その具材・味付け・つくり方などは、各家庭によって少しずつ異なり、親から子へと受け継がれる「おふくろの味」として地域に定着していった。
飲食方法
大きないなりずしのような外観だが、調理法や味わいは全く違う。大きな油揚げの中に生米、生野菜を詰め、だし汁でじっくりと炊き上げた山陰の代表的な田舎めしで、鶏肉を入れたりする他、昭和30代から40年代にかけての境港市では赤貝入りで、赤貝の煮汁で炊くバリエーションもあったそうだ。
いただきのレシピ、作り方
材料(6個分)
米 300g
三角油揚げ(大)6枚
ごぼう 40g
人参 40g
干ししいたけ 3枚
昆布(10cm×10cm)1枚
煮干し 10尾
【調味料A】水(干ししいたけのもどし汁)800ml
【調味料A】醤油 60g
【調味料A】砂糖 30g
【調味料A】酒 20g
つま楊枝 6本作り方
1 油揚げは短い一辺に切れ目を入れ、指を入れて袋にする。
2 ごぼうはささがきにして水にはなし、アク抜きをする。人参は細切りにする。干ししいたけは浸けてもどし、細かく切る。
3 ボウルに米、2を入れて混ぜ合わせ、油揚げの中に詰め、つま楊枝で口を止める。
4 油揚げ全体に10箇所ほど菜ばしで穴をあけ、味が染みこみやすくする。
5 炊飯器に昆布と煮干しを敷き、その上に4を縦に並べ、調味料Aを加え、水と調味料を加えて炊きあげる。
6 油揚げのつま楊枝をはずして、器に盛る。うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~ 鳥取県「いただき」レシピムービー出典 農林水産省公式サイト
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小豆雑煮
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cafe_yuuki
✽
Happy New✨✽✽
どうしても食べずにはいられない
#小豆雑煮 w
ぜんざい…ですが!
鳥取の雑煮です!
米飴を使って、スッキリな味に仕上げました。
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小豆雑煮の特徴
歴史・由来・関連行事
お正月の雑煮は地方色豊かで、全国各地ではいろいろな雑煮が食べられているが、鳥取のお雑煮は小豆の煮汁に柔らかく煮た丸餅が入ったものが主流である。煮汁がたっぷり入ったものから、小豆がごろごろしていて煮汁は少しというのもあれば、砂糖で甘くしたものや、少数派だが塩味もある。昔は塩を少し入れて煮た小豆汁だったそうだが、現在では最初から砂糖を入れて煮たものが一般的だ。しかし、県全域で「小豆雑煮」が食べられているかというとそうではなく、山間部では醤油味や味噌味が多いようだ。
「小豆雑煮」の正確な由来は分かっていないが、古来より、小豆の赤色に邪気を払う力があるとされていたので、ハレの日の食材として用いられてきた。雑煮は、元旦早朝に起床し、1年最初の若水を汲み、浄められた火を用いてひとつ鍋で煮る。人間に活力を与える聖なる食べ物とされ、それを分かち合って食べることにより,家族ならびに親族の結束をはかるための食べ物として正月の祝膳の主役として定着したといわれている。食習の機会や時季
元旦の朝に、おせちと一緒に食べられている。おせちの塩気と、小豆雑煮の甘みが絶妙である。小豆は、昔から慶事に赤飯や餅のあんなどとして、生活の節目に登場する食材の一つである。その栄養的にも優れる小豆で雑煮をつくり、新年に食して祝う。
飲食方法
他の地域では「ぜんざい」や「しるこ」と呼ばれるものに近い。小豆をアク抜きした後、柔らかくなるまでゆで、砂糖を加えて味付けする。別の鍋で煮た丸餅を小豆汁に入れる。味付けは家庭や地域によって少しずつ異なるが、大半の地域ではお餅は軟らかく煮た丸餅が用いられている。中部地域の三朝町では、山で採れる「とちの実」を使ったお餅を入れる。
小豆雑煮のレシピ、作り方
材料(4人分)
丸餅 4個
小豆 1/2カップ
砂糖 60g
塩 少々作り方
1 小豆はたっぷりの水に入れ、煮立ったら水を捨てアク抜きをする。これを2回位くり返す。その後に新たに水2カップを加えて柔らかくなるまでゆでる。
2 砂糖を加えて7分か8分煮て、味を馴染ませる。好みで少量の塩を入れても良い。
3 別の鍋で小餅をゆで、柔らかくなったら2の小豆汁に入れる。出典 農林水産省公式サイト
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大山おこわ
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n.clover_0401
【大山おこわ】
栗をたくさんいただいたので、今夜は大山おこわにしました😋
実りの秋🌰
お料理も食べるのも楽しい季節です😊#大山おこわ#手作りおこわ#せいろ#せいろでおこわ#郷土料理
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大山おこわの特徴
歴史・由来・関連行事
「大山おこわ」は大山山麓の食材を使用した醤油味のおこわで、西部地域の郷土料理。昔、僧兵が戦場に行く時に戦勝を祈願して山鳥と山草を入れた米飯を炊き出したのがはじまりといわれ、その後祭りや祝い事のごちそうとして受け継がれてきた。明治時代には、大山寺の博労座(ばくろうざ)で春、秋に開かれていた牛馬市の際に、馬喰(ばくろう=牛馬の仲買商人)達の食事に供され、大山詣りの弁当としても親しまれてたといわれている。また、国立公園大山の山麓の地名をとって「大山おこわ」といわれるようになったのは明治以降のことで、以前は旧汗入(あせり)郡名に由来してか、「汗入(あせり)おこわ」と呼ばれていたそうだ。
昭和61年(1986年)、当時の食糧庁(ふるさとおにぎり百選審査委員会)が選定したおにぎりのなかに、「大山おこわ」が選ばれていた。食習の機会や時季
毎年おこなわれていた氏神さまの例祭やその他の祭事には、必ず各家庭でつくられ、来客への土産としていた家庭料理。もとは、大山で修業する人たちに振る舞われていた精進料理の大山寺のおこわが家庭にも広がり、「大山おこわ」になったとみられている。
飲食方法
もち米に、しいたけ、ごぼう、栗、こんにゃく、油揚げなどを混ぜて、だし汁、醤油、砂糖などで味付けし、炊き込んだ料理。使用する食材は家庭によりまちまちで、定まったものではないようだが、山菜や野菜、所によってはちくわを入れる地域もある。
大山おこわのレシピ、作り方
材料(10人分)
もち米 1kg
焼きちくわ 100g
鶏肉 300g
たけのこ 150g
人参 150g
干ししいたけ 大6枚
こんにゃく 200g
ごぼう 100g
さやいんげん 100g
【調味料A(煮汁)】砂糖 60g
【調味料A(煮汁)】醤油 80g
【調味料A(煮汁)】酒 100g
【調味料A(煮汁)】だし汁(干ししいたけのもどし汁)1000ml作り方
1 もち米は洗って一晩水に浸けた後、ざるにあげる。
2 ごぼうはささがきにして水にはなし、アク抜きをする。
3 干ししいたけは水に浸けてもどし千切り、たけのこ、人参、こんにゃくも千切り、鶏肉は細かく切る。焼きちくわは4つ割りにして薄く切る。
4 さやいんげんは色よくゆでて斜め切り。
5 調味料Aに2、3を加えて煮、具と汁に分ける。
6 5の具ともち米を合わせて、蒸気の上がった蒸し器で20分程度蒸した後、煮汁を2回か3回に分けてまんべんなくうちながら、柔らかくなるまで、全体で40分から50分位蒸す。
7 器に盛り、4のいんげんを散らす。
8 ※栗、むかご、ぎんなんなど、季節のものを使う。落花生、枝豆を入れてもよい。出典 農林水産省公式サイト
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柿の葉寿司
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今年も柿の葉寿司の季節が来ました‼️
とにかくうまい🍴😆✨やっぱり店で買うより家で作ったやつ‼️
#柿の葉寿司#柿の葉寿司大好き#柿の葉寿司うまし #柿の葉寿司おいしい #手作り #伝統料理出典 Instagram
柿の葉寿司の特徴
歴史・由来・関連行事
鳥取県智頭町に古くから伝わる郷土料理の「柿の葉寿司」は、盆や祭りのおもてなし料理として町民から愛される一品だ。海から遠い智頭町で、魚を腐らせることなく美味しく食べる方法として考え出したのが「柿の葉寿司」。柿の葉に含まれるタンニンという成分には防腐効果があり、塩マスが傷むのを防いでくれる。昔は、農家の庭先には柿の木の1本や2本は必ずあったもの。その葉にさまざまな効果があると知っていた先人の知恵も垣間見える。
食習の機会や時季
お祭りやお正月、来客のおもてなしなど、ハレの日の食事として昔はどの家庭でもつくられていたといわれている。赤や黄色に色付いた紅葉時期の葉っぱにのせると、さらに彩り豊かになる。秋の風情が感じられ、また一味違う「柿の葉寿司」を楽しむことができる。
飲食方法
つくり方はいたってシンプル。薄切りにした塩マスは酢水に漬けて味を染み込ませ、合わせ酢を混ぜたごはんを握り、塩マスを乗せる。握ったごはんは柿の葉に乗せ、塩マスの上に山椒の実を乗せて完成。塩マスのピンクと柿の葉の緑のコントラストで彩りあざやかだ。口に入れた瞬間、酢の風味とともに塩マスの上に乗せた山椒の香りが口いっぱいに広がり、塩マスの旨味を一層引き立てる。山椒の実は小粒でも味にアクセントを加え、食欲を増進させる。
柿の葉寿司のレシピ、作り方
材料(10~15人分)
米 1升
水 米の1.1倍
酒 100ml
昆布 20cm
塩マス 1尾
柿の葉 90~100枚
【調味料A(合わせ酢)】砂糖 200g
【調味料A(合わせ酢)】酢 250cc
【調味料A(合わせ酢)】塩 大さじ2
【調味料B(マスの浸し汁)】酢 1/2カップ
【調味料B(マスの浸し汁)】砂糖 大さじ2
【調味料B(マスの浸し汁)】塩 少々
山椒の葉 90~100枚 (または山椒の実90~100個)作り方
1 柿の葉はよく洗って水気を拭きとる。山椒の葉は、なるべく若芽を選ぶ。
2 米は炊く30分前には準備して、分量の水、昆布、酒を入れて炊く。
3 塩マスは、ざっと洗い、3枚におろして冷凍する。冷凍のまま薄皮を取り、薄い塩水でさっと洗う。
4 片身を40~50枚切れに斜めに薄切りし、調味料Bに1分か2分程度浸けておく。
5 調味料Aは、ごはんをしかけるのと同時につくっておき、炊きあがったごはんと手早く混ぜ合わせる。
6 ごはんを握って、マス、山椒の葉(または実)をのせ、柿の葉で包んで、おひつまたはすし桶にぴちっと詰めていく。詰め終わったら、柿の葉で覆い、蓋をしてすしの約倍位の重石をのせる。
7 半日から一晩にかけて漬け込むと、柿の葉、山椒の葉(または実)と、すし飯がよく馴染んでおいしい。出典 農林水産省公式サイト
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どんどろけ飯
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#どんどろけ飯
#鳥取県
#鳥取グルメどんどろけとは、雷のこと
豆腐を炒める時のパチパチとした音が雷のようだから。
#豆腐ごはん です。ダイコン、ニンジン、ゴボウ、シメジ、干しシイタケ、油揚げ、鶏モモ肉
豆腐と一緒に野菜を炒めて
土鍋でお米と炊きあげました#炊き込みご飯
#まぜご飯
#土鍋ごはん#土鍋
#郷土料理 #料理と酒出典 Instagram
どんどろけ飯の特徴
歴史・由来・関連行事
豆腐や地元産の野菜を入れた炊き込みごはんのことを鳥取県東部から中部地域にかけて「どんどろけ飯(めし)」という。「どんどろけ」とは方言で「雷」のこと。油をしき、熱したフライパンに豆腐を入れると、威勢の良いバリバリと炒める音が雷鳴のように聞こえることから名がついた。
昔は豆腐がごちそうであり、貴重なたんぱく源であった。各村々には豆腐小屋があり、自家生産の大豆を使って、何人かで集まって豆腐をつくっていたという。野菜は、その時期に採れる人参、ごぼう、ねぎなど旬のものを使い、干ししいたけや油揚げを入れて炊き込みごはんの味を引き立たせる、地元産づくしの伝統料理である。昔は野菜のみだったが、昭和になって鶏を飼うようになり、鶏肉を入れるようになった。もともとは炊き込みごはんだったが、炊飯器が普及した昭和半ばから、混ぜごはんになってきたそうだ。食習の機会や時季
田植えが終わった後や農作業の区切り、村の人たちが集まるときには必ずつくっていたという。痛みやすいため、寒い時期に食べられていた。
飲食方法
最初に豆腐を炒め、次に野菜や油揚げを入れて炒める。これを炊飯器に米とだし汁と入れて炊く。鶏肉やこんにゃくなどを入れても美味しい。薄味であっさりとしていて、食が進む。
どんどろけ飯のレシピ、作り方
材料(4人分)
米 400g
豆腐 400g
干ししいたけ 4枚
糸こんにゃく 50g
ごぼう 50g
人参 50g
三角油揚げ(大)100g
油 20g
酒 30g
薄口醤油 40g
だし汁(干ししいたけもどし汁)400ml
青ねぎ 50g(小口切り)作り方
1 豆腐は水気をきっておく。
2 干ししいたけは水に浸けてもどし、千切りにする。
3 糸こんにゃくはさっとゆで、ざく切りにする。
4 ごぼうはささがきにして水にはなし、アク抜きをする。
5 人参は細めのそぎ切り、油揚げは2cm長さの千切りにする。
6 鍋を熱して油を入れ、豆腐を砕きながらきつね色になるまで炒める。さらに、ごぼう・しいたけ・人参・糸こんにゃく・油揚げを加えてさっと炒め、酒と醤油を加える。
7 炊飯器に米と6を全部入れて混ぜ、だし汁を加えて炊く。
8 炊き上がったごはんに青ねぎをまぜ、器に盛る。うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~ 鳥取県「どんどろけ飯」レシピムービー出典 農林水産省公式サイト
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とうふちくわ
とうふちくわの特徴
歴史・由来・関連行事
一般的にちくわといえば、魚肉が普通だが、「とうふちくわ」は全国でも鳥取県中・東部地域に見られる独特の加工食品で、木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜて蒸し上げる。味は非常に繊細で、噛みしめるとふんわり豆腐の香りがする。
江戸時代、漁港の開発が遅れたため、魚は貴重な食べ物で、とても庶民の口に入るものでなかった。そのため、鳥取藩主池田光仲公が「魚の代わりに豆腐を食べなさい」とのお触れを出したことにはじまるという説が有力といわれている。タンパク質を補うため豆腐が奨励され、「豆腐で新しい料理ができないものか」と考案したのが、魚肉の代わりに豆腐を使った「とうふちくわ」だ。山村の多い鳥取県では、田んぼの畦にも大豆が栽培され、豆腐の消費は多かった。食習の機会や時季
「とうふちくわ」は、普段から食べられていたが、古くから城下町として栄えた鳥取市の中心市街地にある「聖神社」のお祭りや結婚式などの「ハレの日」にも食べられてきた。現在は土産物としても愛され続けている。
飲食方法
木綿豆腐と魚肉のすり身を混ぜ合わせ、蒸しあげる。しょうが醤油に付ければ最高のお酒の肴になる。オーブントースターでふっくらと焼いて食べると更においしい。カレー味、レモン味といった味付け商品や、「とうふちくわ」を利用したシュウマイなどの加工食品もある。
とうふちくわのレシピ、作り方
出典 農林水産省公式サイト
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いもぼた
いもぼたの特徴
歴史・由来・関連行事
「いもぼた」は弓浜半島で古くから伝わるさつまいもを使ったぼたもち。弓浜半島は砂地が多く稲作には不向きな土地だった。江戸時代中期に石見銀山領大森代官、井戸平左衛門が薩摩国から砂地に適したさつまいもの種芋を山陰に取り寄せて以降、さつまいもの栽培が盛んになった。明治 20 年頃よりさつまいもが主作物として栽培されるようになった。収穫の少ないもち米の代わりにさつまいもでかさ増しをし、独特なぼたもち文化が生まれた。
一見するとぼたもちのようだが、小豆のあんの隙間からやや黄色味がかった中身がのぞき、口に入れると、ぼたもち特有のお米の存在感よりさつまいもの甘みが広がってくる。食習の機会や時季
日常の主食や間食で食べられていた。最近、「いもぼた」をつくる家庭はめっきり減ったというが、かつてはさつまいもの収穫シーズンの秋から冬にかけてよくつくられ、近所に配られていたそうだ。さつまいもともち米の分量は調理する人によって異なるため、家庭によってさまざまな食感や甘みが楽しめる。
飲食方法
炊飯器に切ったさつまいもを広げて入れ、その上にもち米をのせて水を加え炊く。炊きあがったら砂糖・塩を熱いうちに入れ、すりこぎでつぶし丸める。正月餅の残りとさつまいもを用いることもある。現在では、きなこ・青のり・あんこなどお好みのものをまぶし、色づけなどアレンジされ、カラフルな「三色いもぼた」ともいわれている。
いもぼたのレシピ、作り方
材料(15~18個分)
さつまいも 600g
もち米 200g
水 200ml
砂糖 50g
塩 ひとつまみ
きなこ 適宜
青のり 適宜
あんこ 適宜作り方
1 さつまいもは5mmの厚さで輪切りにし、水にさらす。
2 もち米は洗って、水に30分以上浸けてから、さるにあげ水気をきる。
3 炊飯器にさつまいもを広げて入れ、その上にもち米を広げてのせ、水を加えて炊く。
4 炊きあがったら10分蒸らし、砂糖・塩を熱いうちに入れ、すりこぎでつぶし、15~18等分にして丸める。
5 きなこ・青のり・あんこなどお好みのものをまぶす。出典 農林水産省公式サイト
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こも豆腐
こも豆腐の特徴
歴史・由来・関連行事
「こも豆腐」はこもにくるまれた素朴な豆腐料理。こもとは、粗く織ったわらのむしろのこと。100年以上伝わる「こも豆腐」は、冠婚葬祭や祭り、法事などの特別な日には欠かせない、倉吉市などの中部地域の伝承料理の一つ。魚があまりとれなかった鳥取県では、よく豆腐が食べられており、庶民の貴重なタンパク源だった。かつて村には共同の豆腐小屋があったそうで、豆腐をたくさんつくることができたので、その楽しみ方の一つとして生まれたのが「こも豆腐」だという説もある。しかし、昭和30年代にスーパーマーケットが登場すると、人々の生活、食事もだんだんと変化した。簡単にいろいろなものが手に入る時代になり、「こも豆腐」も次第につくられなくなったという。「こも豆腐」をつくるのに用いるわらも、最近は手に入りにくくなった。はで掛けをしたわらは、きれいに天日に干され、「こも豆腐」をつくるのに重宝される。
食習の機会や時季
昭和30年(1955年)までは、氏神様のお祭りや結婚式などの人が集まる時やハレの日には必ずつくった料理。今は家庭でつくられることは少なくなったが、行事やおもてなしの場で、汁の具に使うことも多いそうだ。
飲食方法
砂糖や醤油などを入れた調味料で味をふくませるようにして煮たり、輪切りにしてわさび醤油などをつけて食べることもあるそうだ。豆腐の中に入れる具は、人参とごぼうが定番だが、他にも卵やかんぴょう、ほうれん草、旬の野菜を入れてつくることもあるという。豆腐をわらで包むことによって、わらの香りが豆腐に移って風味が良く、わら一本一本の筋が豆腐に付いて独特なかたちに仕上がる。ゆで上がったばかりだと、わらの良い香りが漂い、断面についたわらの筋とともに温かみが感じられる。
こも豆腐のレシピ、作り方
材料(こも豆腐2本分)
豆腐 1丁
人参 適量
ごぼう 適量
だし汁 1カップ
【調味料A】砂糖 小さじ1
【調味料A】淡口醤油 大さじ1
わら ひと握り
ナイロンひも(またはわら)少々作り方
1 人参、ごぼうは、縦に細長く切り、分量外のだし汁、砂糖、薄口醤油で煮て薄く下味を付けておく。
2 豆腐は4つ切りにして水をきっておく。
3 わらのハカマ等を取り除いてきれいにし、35cm位の長さに切る。一方の端を縛り、わらを広げて、4つ切りにした豆腐を縦に2本並べて入れる。
4 1の人参、ごぼうを豆腐の間にはさみ入れる。
5 わらをよく合わせて、一方の端もくくり、全体をナイロンひも又はわらで絡み、しっかりくくる。
6 15分位蒸す。
7 蒸した豆腐は、わらをゆっくり取り除き、鍋にだし汁と調味料Aを入れて、味を含ませるように煮る。
または斜め切りにし、器に盛り、わさび醤油等でいただいても良い。出典 農林水産省公式サイト
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栃餅
栃餅の特徴
歴史・由来・関連行事
「栃餅」につかう栃の実はとてもアクが強いため、そのまま食べると非常に苦く、舌にピリピリと痛みが走るほどの強烈な味覚。先人の知恵と経験によって美味しい食べ方が考え出され、古くは縄文時代から食べられてきたといわれている。昔、米がほとんどとれなかった山村では、貴重な食べ物の一つだった。
分厚い殻の中に1個か2個程度の実が入っており、秋になると茶褐色に熟し、3から4cmに大きくなる。栗にそっくりのコロコロとした実で10月から11月にかけて収穫される。栃の実にはカリウム、銅、マンガン、サポニン、タンニンなどの成分が多く含まれている。食習の機会や時季
地域の一般家庭では、お正月の雑煮用の餅として「栃餅」をつくり食べられている。
飲食方法
栃の実のアク抜きをして渋味をとり、もち米と一緒に蒸し上げ、ついて丸めて餅として食べる。もち米だけの餅よりも粘りが少なく、独特な渋味と苦みが感じられる素朴な味のお餅。小豆汁に入れればおしることして食べられる。
栃餅のレシピ、作り方
材料(40~55個分)
もち米 1~1.5升
栃(とち)500g
【板アク合わせ】栃の実 1升
【板アク合わせ】木灰(樫やくぬぎなどの堅木)1~2升作り方
1 【板アク合わせ下準備(皮むき作業前の準備)】
栃の実を桶に入れて熱湯をたっぷりかけた後、3日間ほどおき、栃の実をふくらます。
2 【板アク合わせ下準備(皮むき)】
鍋に湯を沸かして栃の実を入れて保温しながら、昔から伝わる2枚板の「トチムキ」等で皮をむく。
3 【板アク合わせ下準備(栃の実の川ざらし)】
栃の実を網袋に入れて、谷川の流れで5日間か6日間、水に打たせて川ざらしをおこなう。
4 【板アク合わせ下準備(アク抜き)】
栃の実を桶に入れて、熱湯をかけてよく混ぜて温めた後、湯をすてる。
その後、栃の実1升に灰1~2升の割合で入れ、これに熱湯をかけて混ぜる。桶にナイロンで蓋をして2日間おく。古毛布などで桶をくるんで保温する。この間、最初は1時間おきに棒でよく混ぜる。(3回か4回程度)
5 【板アク合わせ下準備(アク抜きの確認)】
栃の実を噛んでみて、ピリッと舌を刺すようなら栃が合っている。
3粒ほど、蒸すか煮るか焼くかして指でつぶしてみて芯が硬くてつぶれなかったら、合っていない。
少量で試しに団子をつくってみて味と色をみる(合っていない時は色が薄いなど)
6 【板アク合わせ下準備(合っていない時)】
桶の灰を洗い流して、再度灰を入れて熱湯を注ぎ、「板アク合わせ下準備(アク抜き)」の工程をやり直す。
アクが抜けていたら、よく洗って灰をおとす。
7 もち米は、洗って8~24時間水に浸ける。(暑いときは短く、寒いときは長く)
8 蒸す1時間前に米をざるにあげて、水切りをする。
9 アク合わせ、米を蒸すときに最初から上にのせて蒸す。冷凍のものはあらかじめ自然解凍しておく。
10 蒸す時間は、蒸気が上がって30分ほどである。
11 搗き時間は「米粒がなくなってもち肌になるまで」行う。
12 丸める目安は、1.5升で50gで55個くらいになる。出典 農林水産省公式サイト
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親ガニのみそ汁
親ガニのみそ汁の特徴
歴史・由来・関連行事
親ガニのみそ汁は、親ガニ(ズワイガニのメス)と大根を使ったシンプルな味噌汁であり、広く県内で親しまれている郷土料理である。
冬の鳥取県ではズワイガニがたくさん水揚げされ、冬の味覚の代表となっており、オスは「松葉ガニ」と呼ばれ、メスは子孫を残す卵を抱えている姿から「親ガニ」と呼ばれている。他の地域では、メスは「セコガニ」、「セイコガニ」と呼ばれ、甲羅の上からオレンジ色の卵が透け見える様子が子を背負って見えることから、そう呼ばれているそうだ。
親ガニは、松葉ガニより小さいが、旬の時期は県内のスーパーマーケット等で比較的安価で購入しやすく、親ガニのみそ汁は各家庭で日常的に食べられている。
親ガニの甲羅の中に内子(うちこ)、おなかに外子(そとこ)を抱えており、カニ味噌を含め旨味が凝縮されている。この旨味を生かすため、味噌汁の具材は少量にする。食習の機会や時季
親ガニを使用した味噌汁は、漁獲時期が11月から12月に限定されており、食べられる期間が短い。そのため、冬の旬を味わえる貴重な地元の定番料理として広く県内の各家庭で食されている。
飲食方法
親ガニを半分に切り水を入れてゆでる。沸騰したら大根を入れ火が通るまで弱火で煮る。火を止めて味噌を溶き入れる。カニのうま味を生かすため、みそ汁に具をあまりたくさん入れずにつくる。水からゆでることで親ガニから出汁が出て、大根にしみてとても美味しい。
親ガニのみそ汁のレシピ、作り方
材料(4人分)
親ガニ(ズワイガニのメス)2杯
大根 1/2本
味噌 適量
水 1500ml
葉ねぎ お好みで作り方
1 大根を短冊状に切る。親ガニを腹から半分に割る。
2 親ガニを水からゆでる。沸騰してから15分煮る。
3 短冊状に切った大根を入れる。
4 味噌を入れて調味する。
5 ※お好みで葉ねぎを入れる。出典 農林水産省公式サイト
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アカガレイの子まぶり
アカガレイの子まぶりの特徴
歴史・由来・関連行事
「アカガレイの子まぶり」とは、子持ちガレイの卵をカレイの刺身にまぶしたもの。濃厚でコクのある卵が淡泊な白身を引き立たせ、ごはんのおかずや酒のつまみとして人気が高い。「フナの子まぶり」が伝わって発祥したといわれている。
アカガレイの漁期は9月から5月まで、脂がのる冬場が旬である。名前の由来にもなっている腹側の赤い模様は、美味しさのバロメーターで新鮮なものほどこの模様がくっきりしている。白身で淡白な身だが、くせがなく、身がふっくらとしている。産卵前の子持ちのメスは高価で、ほどよく脂がのり、鳥取県内では煮付けなどで食卓にあがることが多い魚である。たんぱく質を多く含み、脂質が少なく低カロリーで、ビタミンB1、B2、Dがとても豊富な上にコラーゲンも含まれている。食習の機会や時季
祭りの日や正月に食べられることが多いハレの日の料理。刺し身で食べられる新鮮さと、抱卵している冬場の条件が重なってつくることができる特別な料理という。
飲食方法
アカガレイを5枚におろし刺身にする。卵をとり、酢を入れてゆでる。卵をとりだして、水気を絞り、薄皮をとりのぞく。卵が冷めてから、刺身と混ぜ合わせる。卵を炒って水分をとばすと、刺し身にまぶしやすく、さらっと仕上がる。一般的な刺身と同じように醤油(お好みでわさびとともに)で食す。
アカガレイの子まぶりのレシピ、作り方
材料(6人分)
アカガレイ(抱卵したメス)大1枚
酢 少々
わさび 適量
醤油 適量作り方
1 カレイのうろこと内臓をとり、水で洗う。
2 5枚におろす。中央の背骨にそって包丁を入れ、切れ目から包丁を寝かせるように入れて身をはずす。反対側も同様に切り離す。
3 身を小さめの刺し身にして、冷蔵庫で冷やしておく。
4 鍋に湯を沸かし、カレイの卵を房のまま入れ、酢を入れて8分程度ゆでる。
5 卵をとりだして布に包んで水気をしぼり、バットに移して薄皮をとりのぞく。(ゆでた卵を炒って水分を飛ばしても良い。)
6 卵が冷めたら、刺し身と混ぜ合わせて盛り付け。わさび醤油で食べる。出典 農林水産省公式サイト
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あごちくわ
あごちくわの特徴
歴史・由来・関連行事
普通のちくわの主な原材料は、スケトウダラ・サメ・ホッケなどだが、「あごちくわ」はトビウオを原材料にしてつくられている。鳥取県ではトビウオのことを「あご」と呼ぶことから、「あご」のすり身でつくられたちくわが「あごちくわ」と名がついた。「あごちくわ」は、表面を焼いた硬めの皮がとても美味しく、包丁を入れると「パリッ」という快音と香ばしい香りが広がる。しっかりとした噛みごたえがあり、トビウオを丸ごと堪能できる。特徴は、普通のちくわに比べて見た目の色が濃い。
「あご」という呼び名は、400年以上前の文献にも紹介されており、由来は「あごがおちるほどおいしいから」ともいわれているが、その語源については分かっていない。産卵の時期を迎える春から夏がトビウオの旬。初夏の訪れを告げる味覚として親しまれている。食味は脂が少なくてさっぱりとしており、高タンパク質でヘルシーな魚である。鳥取県内のアゴ漁は、数十個の白色ブリ板を縄に付け、おびき寄せて巻きとる方法で、年間180トン近く水揚げされている。小さめで丸あごと呼ばれるホソトビウオと、大きめで角張った角あごと呼ばれるツクシトビウオがとれる。食習の機会や時季
宴会の席での即座の酒の肴には貴重な郷土食となっている。
飲食方法
トビウオのすり身を焼いてつくる「あごちくわ」は、手でちぎりながら、もしくは丸かじりで食べることで香りと味を楽しむことができる。また、吸い物や料理の具や出汁などにも利用されている。また、わさび醤油又はしょうが醤油を付けてお酒の肴としても食されている。
あごちくわのレシピ、作り方
出典 農林水産省公式サイト
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いがい飯の特徴
歴史・由来・関連行事
イガイは、三角型のかたちで、貝殻の色は黒褐色、岩礁に着生し、同じイガイ科の貝であるムール貝によく似ている。アサリなどの二枚貝とは形・軟体の模様が異なっていることから、「イガイ」と呼ばれているともいわれる。
鳥取市青谷町夏泊は、山陰地方で唯一、海女が活動している地域として知られているが、イガイは沿岸の潮間帯から水深約20mまでの潮通しのよい岩礁域に生息しているため、「いがい飯」は海女たちがとってきたイガイを炊き込みごはんにしてつくられている。海女が活動をはじめる6月頃からつくられるようになり、小さな漁村に夏の訪れを告げる風物詩になっている。食習の機会や時季
盆のおもてなし料理として古くから伝わる。
飲食方法
貝から身を外し、ヒゲは砂礫などを含んでいるので丁寧に外す。適当な大きさに切ったイガイをゆで、米と調味料と一緒に炊く。お好みで細かく切った人参やごぼうを一緒に炊いてもよい。素朴な味で口の中いっぱいに磯の香りが広がる。貝の殻ごと炊く食べ方もある。「いがい飯」以外では、酒蒸し、炭火焼き、お吸い物などでも食べられる。お吸い物にする際は、水からイガイをいれると美味しい出汁が出る。
いがい飯のレシピ、作り方
材料(6人分)
米 3カップ
イガイむき身 100g
【調味料A】醤油 30ml
【調味料A】みりん 30ml
【調味料A】酒 60ml
【調味料A】イガイゆで汁と水 3カップ作り方
1 米は洗ってざるにあげる。
2 イガイをゆでる。ゆで汁は布でこす。
3 身を出してヒゲを切る。
4 炊飯器に米、イガイの身、調味料Aを入れて炊き上げる。
5 ※ゆでたイガイはごはんが炊き上がる直前に入れる方法もある。出典 農林水産省公式サイト
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スルメの麹漬け
スルメの麹漬けの特徴
歴史・由来・関連行事
日本海に面している鳥取県は、冬季、北からの寒気により雪が多く積もるため、山間地に暮らす人々は冬の間食材の調達が困難な環境にあった。そんな鳥取県では、秋(9月から11月まで)に旬を迎えるスルメイカがとれる。収穫された旬の美味しさを保ったまま長期間スルメイカを食するため、更には食材が手に入りにくくなる冬に備えた保存食として生み出されたのが「スルメの麹漬け」である。生イカではなく、海風で干して乾燥させることで臭みも減り、適度な塩気を含んで味に深みを持たせたスルメイカを使うのが特徴である。
そのスルメイカを刻んで麹に漬け、熟成させると味が染み込んで柔らかくなり、風味・旨味が豊かになる。かつては味噌・醤油も家庭で手づくりされていたため、まさに「おふくろの味」として、各家庭の味で麹漬けがつくられてきた。また、野菜の塩漬けと一緒に漬けこむのが一般的ではあるが、使われる野菜はさまざまである。きゅうり・しその葉・なす・鷹の爪・わさび・ピーマンなど、彩も鮮やかとなり、各家庭の味として親しまれていた。現在では、真空パックの技術によって更に長期保存が可能となり、鳥取県のお土産物として幅広く全国で食されるようになった。食習の機会や時季
スルメイカの旬は9月から11月頃まで。旬の時期にとれたスルメイカを海風に1日干した後、刻んで麹に漬け込み、10日から2週間程度経った頃、冬の訪れとともに食べ頃となる。冷凍・真空パックすれば長期保存も可能。
飲食方法
刻んだ大葉と一緒に熱々の白ごはん・お茶漬けのお供に、また日本酒の肴にも最適である。クラッカーにチーズと一緒にのせたり、野菜スティックに付ければ洋酒にも合う。キャベツと一緒に炒めてゆでたパスタに絡めても美味しい。麹独特の甘さがありそのまま食しても、調味料としても使用することもできる。
スルメの麹漬けのレシピ、作り方
材料(スルメ5枚分)
米麹 800g~1kg程度
スルメイカ(一夜干し)5、6枚
【調味料A】醤油 3カップ
【調味料A】酒 2カップ
【調味料A】みりん 1カップ
【調味料A】砂糖 100g
塩漬け野菜(しその葉と実・なす・きゅうり・みょうが・塩)適量作り方
1 スルメイカを3mm3cm幅に短冊切りし、水洗いして酒を振り掛ける。
2 スルメイカに、麹をほぐしながら入れ、よく混ぜ合わせる。
3 野菜の塩漬けを水洗いして塩出しし、細かく刻む。
4 2と3に、一煮立ちさせて冷ました調味料Aを入れ、よく混ぜ合わせてつぼ等の器に入れ重石をする。
5 時々混ぜ合わせながら分量外の酒、みりん、醤油などお好みにより追加する。
6 ※10月から3月頃が漬け時(20日から30日間程)。
夏季であれば10日前後で香りの良い糀漬けができあがる。出典 農林水産省公式サイト
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板わかめ
板わかめの特徴
歴史・由来・関連行事
「板わかめ」は、収穫した生わかめを板状になるように並べて乾燥させた至ってシンプルなもので、味付けは一切しない。わかめが持つ塩分、旨味だけでごはんがすすむ一品。豊かな森林がある山間部からは、いくつもの清流が日本海へと注ぎこんでおり、森からの栄養がたくさん流れこんでいる。その栄養を元に育ったわかめは、風味がよく、そのまま食べても美味しい。またわかめには、食物繊維、アルギン酸、フコイダンなどの栄養素が多く含まれている。「板わかめ」に使われるわかめは、地元の漁師さんが素潜りで取ったものを使っている。
食習の機会や時季
新芽の季節、3月後半から4月上旬にかけての時期が一年の中で一番美味しい。
飲食方法
刈りとったわかめを収穫後4時間以内に水で丁寧に洗い、1本1本その葉を広げながら並べる。並べたわかめを約24時間低温でじっくり乾燥させて板状の乾燥わかめをつくる。天然わかめの美味しさを味わうには、そのままシンプルに食べるのがベスト。パリパリとした食感の「板わかめ」は、軽く火で炙って、ごはんにかけて食べるとおいしい。水でもどして味噌汁やラーメンに入れるという食べ方もできる。
板わかめのレシピ、作り方
材料
わかめ 適宜
作り方
1 刈りとったわかめを収穫後4時間以内に水で丁寧に手洗いする。その際、わかめの旨みが抜け落ちないよう細心の注意を払う。
板わかめ
2 洗い終わったわかめをすだれ状の板に1本1本その葉を広げながら並べる。こうして並べたわかめを約24時間低温でじっくり乾燥させて板状の乾燥わかめをつくる。出典 農林水産省公式サイト
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いわし団子
いわし団子の特徴
歴史・由来・関連行事
鳥取県の海岸線は、長さが約 130kmあり、その多くが砂浜の海岸。江戸時代から明治時代にかけて、弓ヶ浜半島では地引き網、手繰網漁業が主体で、カタクチイワシなどが水揚げされていた。新鮮なイワシを使った昔ながらの庶民の味が「いわし団子」である。イワシを包丁で細かくたたき、卵や具材を混ぜ、煮汁の中で火を通す。片栗粉やつなぎを混ぜなくても、ふんわりとした口当たりが楽しめるのが特徴。漁港では、マイワシ、ウルメなども水揚げされるが、イワシの種類によってもだんごの味がそれぞれ異なるのも面白い一品だ。
食習の機会や時季
県内の漁港では、4月から5月にかけてイワシ漁が最盛期を迎える。春は、木の芽を刻んで加えたイワシだんごが格別美味しい季節である。
飲食方法
イワシを叩いたものに具材を入れて煮る料理だが、中に入れる具材は、ささがきごぼう、木の葉のみじん切りのほか、しょうがとか山椒なども入れても美味しい。弓ヶ浜半島では、炭酸が生臭みやアクを抑えるためい、仕上げに炭酸を入れてつくる。また、つみれ汁として食べることもある。
いわし団子のレシピ、作り方
材料(4人分)
イワシ 900g(正味500g)
味噌 10g
卵 中1個(50g)
酒粕 20g
ごぼう 40g
木の芽(しょうが・柚子の皮)適宜
【調味料A(煮汁)】酒 30g
【調味料A(煮汁)】だし汁 600ml
【調味料A(煮汁)】醤油 20g
【調味料A(煮汁)】みりん 20g作り方
1 イワシは、頭と内臓をとる。骨ごとぶつ切りにして、包丁でよく叩く。
(フードプロセッサーを使っても良い。)
2 すり鉢に1と味噌・溶き卵・酒粕をちぎって入れ、よくすっておく。
3 ごぼうはささがきにして水に入れ、アク抜きをする。
4 2に3を加えて混ぜ、8等分する。
5 鍋に調味料Aを入れ、火にかけて沸騰してきたら、4のかたちをととのえて入れ、火を通す。
6 器に盛り、季節によって木の芽、しょうが、柚子の皮などを天盛りにする。出典 農林水産省公式サイト
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おいり
おいりの特徴
歴史・由来・関連行事
「おいり」は、残りごはんなどを無駄にしないために家庭でつくられた菓子である。その昔、因幡地方の家庭では残ったごはんを水洗いし、天日干した乾飯(ほしいい)を炒って、おいりをつくったのだそう。この”炒る(いる)”ことがおいりの名前の由来だといわれている。また、残ったごはんだけでなく、家庭にある食材を混ぜてつくる家庭もあった。食べ物を無駄にしないという思いから生まれた家庭料理である。
食習の機会や時季
ひな祭りには欠かせないお菓子。因幡地方では、人形に穢れや災厄を移して水に流す「流し雛」がおこなわれていたが、現在鳥取市用瀬町などわずかに残るのみとなり、「用瀬のひな送り」として県の無形民俗文化財に指定されている。流し雛を流す際には、菱餅や桃の花の他、「おいり」も添えられていた。鳥取県は旧暦でひな祭りをおこなうことが多く、県内のひな祭りイベントは4月にもおこなわれる。そのため、新暦に合わせて1月か2月から、旧暦に合わせて4月まで販売され、食べることができる。
飲食方法
つくり方はシンプルで、干した米を炒り、それに水飴を絡めて熱いうちに丸く形成する。家庭で「おいり」をつくる際には、家にある材料や食べる人の好みによってオリジナルの「おいり」がつくられてきた。水飴を煮るときにしょうが汁を加えてもよい(加えるのがおすすめ)。原料となるものはつくり手によってさまざまで、玄米や白米、小麦粉、米粉、ポン菓子などが使われる。しかし、現在ではスーパーマーケットや和菓子店などで購入することが一般的である。昔ながらのレシピでは着色しないが、ほんのりとピンクや緑に着色した餅を混ぜた「おいり」を製造している製菓店もある。
おいりのレシピ、作り方
材料(50個分)
白米(または玄米) 500g
色つきの乾いた餅 大さじ2
水飴 260g
砂糖 160g
塩 小さじ1/2
水 40ml作り方
1 白米(または玄米)はポン菓子にする。
2 餅を3~5mmに小さく切り(硬ければ割り)、煎っておく。
3 鍋に、水飴、砂糖、塩と水を加えて煮立てる。泡が小さくなって、しゃもじですくうと糸を引くようになったら、1のポン米と2の餅を入れ手早くかき混ぜる。
4 あたたかいうちに、手の平にサラダ油を塗りながら、適当な大きさに固める。
(まん丸よりもだ円のほうが食べやすい)
5 ※熱いうちはかたく握るのではなく、手の平で転がすように丸める。
※冷めてしまったら、火にかけて飴を溶かすように混ぜるが、焦げつきには注意。
※しょうが汁(好みだが大さじ3~5程度)を飴を煮るときに加えても良い。その場合は飴が煮上がってから入れること。はじめに入れると泡が立って煮つまりが判断できなくなる。
※ポンとは、米を加工機械で膨張させること。業者に米、玄米を加工してもらうか、店ですでに加工してある材料を購入する。(買う場合は、すでに砂糖が表面にまぶしてあるものは適さない)出典 農林水産省公式サイト
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がんちゃ汁
がんちゃ汁の特徴
歴史・由来・関連行事
「がんちゃ汁」は鳥取県のきれいな川でとれる川ガニを使用する。鳥取県ではモクズガニの事を「川ガニ」と呼んでおり、モクズガニは海で生まれて、川で育ち、また、海に帰って産卵をする。古くから川ガニやエガニ、ツガニなど色々な名がつけられ、非常に身近で親しまれてきたカニである。オスの方が大きいのが特徴で甲幅80mm前後になる。ハサミ脚、歩脚に細かい毛が生えており、これが「藻くず」に見えるためこの名が付けられている。
今はミキサー等で調理するが、昔は生きたままの川ガニを石臼にいれ、杵で搗いて粉々になるまでつぶしていた。これをこして水と加熱すると身が凝固し、ふわふわなものが汁に浮かんでくる。このふわふわしたものにカニの旨味が凝縮されており、汁自体にも旨味が広がる。「がんちゃ汁」はモクズガニの美味しさを余すことなく味わえる料理である。食習の機会や時季
川ガニが獲れる秋から冬にかけて食べられる。特にメスの内子(うちこ/カニの卵巣のこと)は珍味として知られており、夏の終わりから秋にかけて内子を持ち始める時期になると、メスは近縁種のチュウゴクモクズガニ(上海ガニ)に負けないくらい高値で取引されるようになる。身は少ないのが特徴である。
飲食方法
カニは甲羅を外し、ミキサーに分量の水とカニを入れ、ドロドロになるまで砕く。ざるでこし、なすと水と一緒に鍋に入れ、火にかける。沸騰したら、醤油、酒を入れ、小口切りにしたねぎを入れて火を止める。味付けは味噌だけでも美味しい。豆腐のつぶしたものを入れても良い。
カニ味噌は、非常に濃厚で美味しく、味噌汁などに入れても、非常に良い出汁が出る。ただし、肺吸虫という寄生虫がいるため、必ず加熱調理して食べる。がんちゃ汁のレシピ、作り方
材料(5人分)
川ガニ(モクズガニ)250g
なす 中1個
水 2と1/2カップ
醤油 大さじ3弱
酒 大さじ1/2
ねぎ 適量作り方
1 カニは甲羅を外し、身側のハカマ(ふんどし)をきれいに取り除き、黒い部分も取り除く。
2 ミキサーに分量の水の一部(1/2カップ位)とカニを入れ、ドロドロになるまで砕く。
3 2をざるでこし、少量の水を加えながらさらにこして、殻を取り除く。
4 なすは皮付きのまま食べやすい大きさに細長く切る。
5 3のかに汁となす、分量の残りの水を鍋に入れ、火にかける。沸騰したら、醤油、酒を入れ、小口切りにしたねぎを入れて火を止める。出典 農林水産省公式サイト
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じゃぶ
じゃぶの特徴
歴史・由来・関連行事
現在のように肉が簡単に手に入らない時代には、自家用の鶏で料理する貴重なごちそうで、正月や冠婚葬祭など人が集まるときに大鍋で調理し振る舞われていた。また、肉の代わりに冬にとれる旬のウグイ(魚)が使われたり、地域によっては牛肉・豚肉を使うところもある。
「じゃぶ」とは、豆腐・野菜を煮こんでいるうちに「じゃぶじゃぶ」水分が出てくるのに由来している。また余りものといった意味もあり、余った色々な野菜をごった煮する料理だからという説もある。お鍋一つで簡単にできるうえに、じっくりと煮込む事でそれぞれの素材の旨味が合わさって一層美味しくなる。肉やたくさんの野菜を摂取できる栄養満点の郷土料理である。食習の機会や時季
かつて肉は手に入りにくい食材であり、貴重なごちそうであったことから、人が多く集まる際に食する機会が多かった。現在では調理方法が簡単なうえに、美味しく食べられる料理の一品として季節の野菜を使って年中食卓に並ぶ。冬には大根・ごぼうなどの根菜類を煮込み、しょうがを使うことで芯から身体を温めることができる。
飲食方法
鶏肉を一口大に切り炒める。同様に食べやすい大きさに切った野菜も一緒に炒める。野菜が柔らかくなったところでだし汁、調味料を加えて味をととのえる。豆腐、油揚げを加えて最後にねぎを入れる。しょうがを使う場合は、切った鶏肉に馴染ませてから炒める。大根、白菜、里芋、かぶ、なめ茸などを入れる事もあり、しそ・柚子で風味付けしても美味しい。
じゃぶのレシピ、作り方
材料(4人分)
鶏肉 200g
豆腐 1丁
ごぼう 100g
人参 100g
生しいたけ 6枚
油揚げ(大)1枚
こんにゃく 1枚
ねぎ 100g
油 10g
だし汁 200ml
【調味料A】酒 30g
【調味料A】砂糖 20g
【調味料A】醤油 50g作り方
1 鶏肉は一口大に切る。人参はそぎ切りにする。ごぼうはささがきにして水に入れ、アク抜きをする。しいたけはそぎ切り、こんにゃくはちぎり切り、油揚げは薄切りにする。
2 鍋に油を熱し肉を炒め、ごぼう・人参・しいたけ・こんにゃくを入れ炒め、だし汁を加え、調味料Aで味付けする。
3 少し煮て、豆腐と油揚げを加え、味を浸み込ませる。最後にねぎのぶつ切りを入れる。
4 全体を混ぜて、器に盛る。出典 農林水産省公式サイト
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そら豆の粉吹き
そら豆の粉吹きの特徴
歴史・由来・関連行事
鳥取県東中部を中心としたそら豆料理。ずっしりと重く甘みのあるそら豆。完熟したものを乾燥させる種実用と完熟前に収穫する青果用とあるが、「そら豆の粉吹き」は種実用のそら豆を使用する。
そら豆の旬は4月から6月にかけての初夏。鮮度の落ちるスピードが非常に早く、3日で美味しさが激減するといわれる。そのため、長く美味しく保存させる方法として乾燥保存が適している。方法は至って簡単で、黒く完熟した鞘(さや)からそら豆を出し、ざるなどを使って天日干しするだけ。乾燥させることで数ヵ月は保存が可能となる。乾燥そら豆を使用した簡単な料理だが、水に浸して煮るだけで、生のそら豆とは一味違うほっこりとしたコクのあるそら豆の味がしっかりと味わえる。食習の機会や時季
冠婚葬祭などの行事や来客時などに振る舞われていたが、皮むきなどに手間がかかることから、現在は人が多く集まる際の特別な料理として食される。乾燥そら豆を使用することで、季節問わずに調理ができる。
飲食方法
乾燥そら豆を水に浸し、その後たっぷりの水と重曹でゆでる。皮をむき、調味料を加えてお好みの硬さになるまで再度ゆでる。砂糖の代わりに、蜂蜜やみりん、醤油を加えたり、そら豆の柔らかさもお好みで楽しむことができる。そのままお弁当の一品としても、ごはんに混ぜ込んだり、一口大のじゃがいもと和えてサラダ風にしても美味しい。
そら豆の粉吹きのレシピ、作り方
材料(乾燥そら豆1kg分)
乾燥そら豆 1kg
水 適量
砂糖 適量
塩 少々
重曹(ベーキングパウダー)少々作り方
1 乾燥そら豆は水に浸けてもどす。
2 鍋にもどしたそら豆とたっぷりの水、重曹を入れてゆでる。
3 ゆで上がったら皮をむく。
4 皮をむいた1の豆に砂糖を入れ、好みの固さになるまで煮る。出典 農林水産省公式サイト
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ハタハタ寿司・しろはた寿司
ハタハタ寿司・しろはた寿司の特徴
歴史・由来・関連行事
ハタハタの水揚げ港のある鳥取県の賀露地区には、日本海が一望できる丘陵に賀露神社がある。2年に一度、4月末に県の無形民俗文化財である賀露神社ホーエンヤ祭がおこなわれ、鎧武者や子ども大名行列、他にはないテンポの早い麒麟獅子舞が町中を練り歩き、多くの見物客でにぎわう。また、豊漁を感謝するホーエンヤと呼ばれる神輿の海上行列は、祭り最大の魅力である。「ハタハタ寿司」は地元では「しろはた寿司」と呼ばれ、そのホーエンヤ祭でごちそうとして振る舞われてきた。
ハタハタは、北海道から山口県までの日本海側の地域に生息しているが、鳥取県で獲れるハタハタは、ホーエンヤ祭のおこなわれる春が旬。山陰沖を回遊しているところを漁獲するため卵はないが、その分しっかり脂がのってとろける旨さがある。すしといっても、ごはんを使わずにおからを詰める。そのため、とてもヘルシーで珍しい食感を味わう事ができる。食習の機会や時季
鳥取港海鮮市場などで購入できる。各家庭でつくられる「ハタハタ寿司」は、アサの実に代えて白ごまを使ったり、彩りに紅しょうが、わさびを加えるなどさまざまにアレンジされた。酸味の効いたハタハタとおからが食欲を刺激する。
飲食方法
ハタハタは頭をつけたまま背開きにし、内臓をとって塩水で洗い水切りする。塩をまぶして一晩寝かし身をしめる。さっと洗って合わせ酢に漬けて更に一晩おく。よく熱したフライパンで、おからを少量づつパラパラになるまで炒って水分をとばす。アサの実も炒っておく。炒ったおからを調味料で味付けし、アサの実も入れて混ぜ込む。冷めたらハタハタの腹の中へ詰め込み、2・3日味を馴染ませる。そのまま一口大に切って醬油をつけて食す。
ハタハタ寿司・しろはた寿司のレシピ、作り方
材料(ハタハタ30匹分)
【材料A】ハタハタ30匹(小ぶりのもの)
【材料A】塩 20~30g
【材料B】おから 500g
【材料B】油 少々
【材料B】塩 少々
【調味料A(合わせ酢)】5倍酢 100ml
【調味料A(合わせ酢)】水 400ml
【調味料A(合わせ酢)】砂糖 100g
【調味料B】砂糖 50g
【調味料B】5倍酢 20ml
【調味料B】ごま油 適量
アサの実(オノミ) 適量
紅しょうが 適量作り方
1 ハタハタは頭をつけたまま背開きにし、内臓をとってから塩水できれいに洗い、ざるで水切りする(腹を下にする)。
2 材料Aに塩をまぶし、一晩おいて身をしめる。
3 さっと洗ってから、調味料Aの中に一晩浸けておく。
4 フライパンをよく熱した後、油を敷き、材料Bのおからを少量ずつ分けて炒り、パラパラするまで水分をとばす。この時、塩少々加えて下味を付ける。
5 アサの実はごまを炒るような感覚で炒る。
6 炒ったおからに調味料Bで調味し、アサの実を入れる。
7 冷めたおからを水分をきったハタハタの身の間に詰めこむ。
8 残ったおからで7のハタハタを器にびっしり詰めこみ、2、3日味を馴染ませる。
9 食べやすいように一口大に切り、ハタハタの姿がわかるよう盛り付け、紅しょうがをのせる。出典 農林水産省公式サイト
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もさえびの刺身
もさえびの刺身の特徴
歴史・由来・関連行事
鳥取県で「モサエビ」と呼ばれるエビは、正式名称をクロザコエビという。海水温5℃程度、水深200~250mの深海域に生息する日本海でしか獲れない種類のエビで、北陸地方では「ガスエビ」、「ドロエビ」などと呼ばれ、日本海各地に根付いた食材である。
県内では、境漁港、鳥取港、網代漁港が主な産地として知られ、9月から5月まで沖合底びき網漁で漁獲される。カニシーズンと重なるため、隠れた存在になっているが、弾力のある食感や旨味が強く、甘味は甘エビ以上である。
モサエビは鮮度の劣化が早く、血液に銅イオンを含むため、空気に触れ半日もすると頭部が黒くなる。このため、従来より遠隔地への流通は難しく、地元でしか味わえない幻のエビといわれていたが、現在では少量だが、生きたまま県外へも出荷がおこなわれている。食習の機会や時季
9月から5月まで沖合底びき網漁で漁獲され、お腹に緑の卵をかかえる春が旬である。この卵に火を通すと黄色に変わり、プチプチとした触感が大変美味しい。鮮度の劣化が早いため、昔は漁師が船上で食べるくらいだったそうだが、現在は漁期に食事処や民宿、温泉旅館などで食べることができる。スーパーマーケットでも販売され、日常的な家庭料理として親しまれている。
飲食方法
鮮度の良いものは、刺身で食べるのが一番で、ピチピチはねているもの、身が透明なものを選ぶのが目利きのコツである。軽く水洗いした後、頭と尻尾を残して胴体部分の殻をむき、刺身醤油で食べる。刺身の調理でむいた殻は、捨てずに水を加えて沸騰させると濃厚な出汁が取れ、味噌汁などにも使え、二度美味しく楽しむことができる。
モサエビは刺身以外に、味噌汁、煮付け、塩焼き、天ぷら、唐揚げに調理されるほか、茶わん蒸しの具にすることもある。もさえびの刺身のレシピ、作り方
材料(10尾分)
モサエビ 10尾
刺身醤油 適量
生わさび 適量作り方
1 軽く水洗いした後、頭と尻尾を残して胴体部分の殻をむく。
2 刺身醤油と生わさびを付けて食べる。出典 農林水産省公式サイト
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焼き鯖の煮付け
焼き鯖の煮付けの特徴
歴史・由来・関連行事
東部地域では古くから庶民の味として親しまれてきた。日本海では大量のサバが水揚げされたが、現在のような保存技術のない時代であったことから、多くの業者が日持ちさせるために焼いて出荷していた。多く出回っていた焼きサバを、農家では農繁期でも簡単に食べることができる魚料理として重宝していた。そんな庶民の知恵から生まれたのが「焼き鯖の煮付け」である。
サバは青魚の代表といわれ、栄養価がとても高い。漁獲量も多いため手に入りやすい食材だが、特有の臭みがあり苦手な人も多い。しかし「焼き鯖の煮付け」は、焼いた鯖の身をほぐしてたまねぎと煮込むことで、臭みを和らげ美味しさを引き立たせる。また甘めに煮込むことで子どもでも食べやすくなる。食習の機会や時季
サバは秋から冬にかけて旬を迎えるが、山陰地方で獲れるサバは、旬の時期でも脂が乗り過ぎないため美味しい。また、年間を通して脂の乗りに大きな差は見られない。昔から農家では、春に旬を迎える葉たまねぎと一緒に煮込み食されていた。
飲食方法
焼きサバを一口大にほぐし、たまねぎを加える。醤油は薄口・濃口、砂糖の代わりにざらめを使うなど、好みで味付けされる。熱々でごはんによく合う一品だが、一晩おいても味が染みて美味しい。
焼き鯖の煮付けのレシピ、作り方
材料(2~3人分)
焼きサバ 1尾分
たまねぎ 1個
水 600ml
しょうが 適宜
【調味料A】酒 100ml
【調味料A】砂糖 25g
【調味料A】醤油 100ml作り方
1 焼きサバを一口大(食べやすい大きさ)にほぐし、たまねぎはくし型に切る。
2 水と調味料Aを混ぜ、煮立たせ、焼きサバ、たまねぎを入れ、落とし蓋(アルミホイル)をする。
3 たまねぎが煮えたら出来上がり。後は少し味が馴染むまでおいておく。盛りつけたら、器に千切りしょうがを添える。
4 ※サバの塩味やたまねぎの甘さによって味が異なるので、レシピは薄味。コクを出したい場合は、濃口醤油の代わりにたまり醤油を少し加え、砂糖を控える。きりっとした味にしたい場合は、薄口醤油を加える。
※魚の臭みが気になる場合は、スライスしょうがを加えて煮てもよい。出典 農林水産省公式サイト
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呉和え・なすのずんだ和え
呉和え・なすのずんだ和えの特徴
歴史・由来・関連行事
「呉和え」は、ゆでた大豆をすり潰した「ご」を衣にして野菜やきのこと和える料理で、西部地域の日南町に伝わる郷土料理である。
日南町は、島根県・広島県・岡山県に隣接し、面積の9割を森林が占める伯耆地方山間部の町で、県内でも有数の豪雪地帯である。耕作地帯が極めて狭く、昔は雪が降るまでの短い期間ではあるが、造林のための急斜面の山に火を入れた「焼山」を農耕に使い、草木の灰の養分だけで、大根、豆類、そば、菜種などをつくっていた。 中でも大豆は、「畑の肉」いわれるほどたんぱく質やビタミン、ミネラルを豊富に含むため、貴重な栄養源として重宝されてきた。 「呉和え」は、乾燥した大豆を一晩位水に漬けておいたものをゆでて使うが、大豆がまだ若い時期に収穫する「枝豆」が旬の時期につくると、緑が色鮮やかな美しいと一品となる。「かがつ」(すり鉢)と「めぐり」(すりこぎ)を使って、少し水を加えてすり潰したものを「ご」といい、野菜やきのこなどと和える。「ご」は味噌汁に入れて「呉汁」としても食べられる。食習の機会や時季
仏事の来客を食事でもてなす際につくられていた。祭りでも食べられる。
飲食方法
大豆をゆでて、砂糖、味噌、だし汁を加えてすり鉢でよくすり混ぜる。それを野菜で和える。塩漬けしたきのこやこんにゃくを入れることもある。
呉和え・なすのずんだ和えのレシピ、作り方
材料(4人分)
なす 300g
枝豆 正味50g
みょうが 小3個
砂糖 15g
味噌 10g
だし汁 25ml作り方
1 枝豆はゆでて皮をむき、すり鉢ですり潰して砂糖、味噌、だし汁を加えてよくすり混ぜる。
2 なすは5cm位のたんざくに切り、さっとゆで、水にさらす。みょうがは千切り。(なすは焼いてもレンジで加熱してもよい)
3 なすの水気をしっかりしぼり、みょうがとともに1の和え衣で和える。出典 農林水産省公式サイト
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若桜のおやき
若桜のおやきの特徴
歴史・由来・関連行事
例年5月に初めにおこなわれる「若桜神社大祭」は約400年の歴史があり、2年に1度の5月3日に催される「わかさまつり」には、神輿や行列、獅子舞などが繰り出す。おやきはそのおもてなし料理。昔から氏子は家ごとによもぎ入りのおやきをつくり、夕方になると、このおやきを鉄板で焼く香りが町中に漂っていたといわれている。天下安泰・五穀豊穣を祈願して神社に奉納し、神棚に供えることが受け継がれてきた。
おやきといえば、全国的には小麦粉・そば粉でつくった生地に、野菜などの具を包むという長野県の郷土料理が有名であるが、鳥取県若桜町のおやきは、もち米とうるち米の粉を練った生地に小豆のあんを包んだ菓子である。食習の機会や時季
「若桜のおやき」は、各家庭では代々伝わる「大」や屋号の文字が刻まれた亀甲形の押し型を使ってつくり、訪れた人や親類に振る舞われたといわれている。現在、手づりおやきの風習は薄れ、家庭でつくられることが少なくなったが、若桜町のお土産や若桜弁天参りのお土産として長く親しまれ続けている。
飲食方法
よもぎをミキサーですり潰し、(まきの)粉と水と一緒にこねて生地をつくる。その生地であんを包み、型押しする。フライパンである程度焼いてから、水を入れて蒸し焼きにする。冷凍保存が可能で、食べるときにレンジで温めるか、フライパンで素焼きにすると、出来立てとはまた違った食感が楽しめる。
若桜のおやきのレシピ、作り方
材料(約75個分)
まきの粉(だんごの粉) 1kg
こしあん 1.5kg
ゆでよもぎ 200g
水 1000ml(練り用)作り方
1 よもぎをミキサーでよく潰してボウルにまきの粉と一緒に入れ、よく混ぜる。
2 1に水分を足しながらよくこねる。(耳たぶ位の硬さ)
※よもぎの水分が入るので、水分を加減しながら少しずつ入れる。
3 2の生地を冷蔵庫に入れて一晩寝かせる。
4 寝かせた生地をもう一度よくこねる。
5 生地を30g、こしあんを20gずつ計る。計った生地であんこを包む。
6 計った生地を布を敷いた型に入れ型押しする。
7 フライパンに油を薄くひき、弱火から中火程度で蓋をして焼いていく。
ある程度焼けたら、水を少し入れ蒸し焼きにする。
8 水気がなくなったら裏返して焼く。出典 農林水産省公式サイト
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鳥取に行ったらここで食べたい!鳥取県の絶品グルメを味わえる店
かに吉
かに吉の特徴
【「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取 2019二つ星」獲得店】
冬は『かに吉』夏は『なつ吉』 5月~10月まで山陰の海の幸をお届け鳥取県との県境、松葉がにの水揚げ全国一位を誇る山陰浜坂漁港の 仲買人をしている店主自ら、朝水揚げされた新鮮な極上の松葉がにを競り落とすとすぐさま店へ運び下拵えし、その日の夜にお出しいたします。 ゲスト様には「感動した!」ではなく、もう一つ上の極上の感動を味わっていただける、極上のカニ料理をお楽しみ下さい。
出典 かに吉公式サイト
住所:鳥取県鳥取市末広温泉町271
お問い合わせ:050-5869-3320
口コミ
毎回、人生で最高の蟹に出会える!
《The Tabelog Award 2022》silver受賞店
こちらの蟹は一味も二味も違います。
毎回、美味しくてビックリさせられます、
結果が分かってるのに毎回、同じ反応で
ビックリしちゃう予定調和な私たちです。店主の山田さんが情熱大陸に出演後は
更に人気を博してしまい予約困難です。かに吉の蟹はここでしか食べられないので
全国にかに吉中毒のファンが沢山いますよ。今回は幻の光輝が2杯の贅沢なコース、
鳥取県までわざわざ来る価値あります。ここで食べたら他で食べられなくなります。
お値段を言うと皆さんビックリされますが
わざわざ鳥取まで来るのでその辺は度外視。【かに吉スペシャルコース】
○蟹味噌
濃厚味噌の美味しさに全員ノックアウト。
毎回、どっひゃー。吉本新喜劇的な感じ。○蟹の刺身
スポイトで醤油をいつもの3滴○焼き蟹
○吉田牧場バターと梶谷農園のハーブと
共に蟹をスプーンで食べる新メニュー○浜坂がに光輝の茹で蟹
キラキラと輝く美しい幻の蟹○茹で蟹9対お米1の丼
ほぐさず各所の蟹身○蟹爪フライ
梶谷農園のハーブを散らして○松葉蟹酒
なんともフォトジェニックです○1年以上熟成の蟹のソルベ
これもチビチビずっと食べたいやつ
蟹の旨味が凝縮された一品です。○山椒が隠し味の絶品蟹サンド
絶品すぎる裏メニューです。○松葉蟹のサンドウィッチ
これもいつもながら絶品すぎます。○蟹鍋
椎茸、蟹爪、糖度10の葱、菊菜、白菜
レアめにボイルした脚がジューシーで
白菜の葉と芯の甘い食感が素晴らしい。○雑炊
全ての出汁を身にまとった最高の雑炊。○デザート
美味しかったです、ご馳走様でした、
次の予約は「なつ吉」の季節です。出典 食べログ
鳥取県でおすすめのグルメ・レストランを食べログで探す・予約する
鳥取県の美味しいもの、もっと知りたい!
お米
牛肉
豚肉
鶏肉
フルーツ、果物
鳥取県産のフルーツ、果物の種類と特徴
スイーツ、お菓子
日本酒、地酒
地ビール、クラフトビール
鳥取県の地ビール、クラフトビールの種類と特徴